晩秋の北海道を旅する【コース3:函館発2泊3日、文化を学び絶景を堪能する!】

公開日 : 2023年02月03日
最終更新 :

北海道新幹線を利用して秋から晩秋にかけての北海道を旅しませんか。新函館北斗駅から函館、小樽、札幌、さらに美瑛や富良野にも足を延ばすおすすめのプランを紹介。絶景に加え、世界遺産の縄文文化、アイヌ文化と見どころ満載!

紅葉が映り込む美瑛の白金 青い池 ©PIXTA
紅葉が映り込む美瑛の白金 青い池 ©PIXTA

世界遺産に登録された道南の縄文遺跡を巡り登別温泉へ。ウポポイでアイヌ文化に触れ、富良野・美瑛では紅葉絶景を楽しみ、最後は旭山動物園で生き物たちに癒される充実のコース。

1日目:新函館北斗駅から2泊3日の旅スタート!

函館市縄文文化交流センターに展示されている国宝「中空土偶」
函館市縄文文化交流センターに展示されている国宝「中空土偶」

新函館北斗駅から世界遺産「北海道・北東北の縄文遺産群」の構成資産として登録された垣ノ島遺跡、大船遺跡を巡ります。垣ノ島遺跡に隣接した函館市縄文文化交流センターでは国宝の「中空土偶」を展示しています。

■詳細はコース1参照

大船遺跡の復元住居と噴火湾の眺め
大船遺跡の復元住居と噴火湾の眺め
道の駅縄文ロマン南かやべの「じょうもんクルミソフト」350円
道の駅縄文ロマン南かやべの「じょうもんクルミソフト」350円

温泉のパワーを間歇泉から体感!

温泉が吹き上がる前の状態。上にある鉄板まで届くとは思えないほど
温泉が吹き上がる前の状態。上にある鉄板まで届くとは思えないほど

大船遺跡から車で15分ほどのしかべ間歇泉公園は、大地のエネルギーを感じられるスポット。約15分ごとに約100℃の高温の温泉が勢いよく噴き上がります。

■詳細はコース1参照

15分経つと、パイプから熱湯が吹き出し、鉄板を吹き飛ばす勢いで叩き付ける
15分経つと、パイプから熱湯が吹き出し、鉄板を吹き飛ばす勢いで叩き付ける

橋の上から紅葉の谷を望む

ウルシやモミジが渓谷を彩る ©PIXTA
ウルシやモミジが渓谷を彩る ©PIXTA

しかべ間歇泉公園から噴火湾沿いにロングドライブ。登別温泉に向かう途中にある全長240mの新登別大橋は紅葉の絶景スポット。紅葉に彩られる渓谷と、遙か下を流れる登別川が見下ろせます。

2日目:全国有数の温泉地、登別温泉で地獄巡り

登別温泉の源泉地のひとつ、登別地獄谷 ©PIXTA
登別温泉の源泉地のひとつ、登別地獄谷 ©PIXTA

1日目は登別温泉の宿で疲れを癒し、翌日の朝は登別地獄谷を散策。爆裂火口内に付けられた長い遊歩道からは、噴気が上がる地獄のような風景を眺められます。

終点にある高温の温泉が湧き出す鉄泉池
終点にある高温の温泉が湧き出す鉄泉池

登別地獄谷(のぼりべつじごくだに)

住所
北海道登別市登別温泉町
電話
0143-84-3311(登別国際観光コンベンション協会)
営業時間
見学自由
URL
https://noboribetsu-spa.jp/

ポロト湖畔でアイヌ文化に触れる

国立アイヌ民族博物館ではアイヌの歴史と文化を学べる ©(公財)アイヌ民族文化財団
国立アイヌ民族博物館ではアイヌの歴史と文化を学べる ©(公財)アイヌ民族文化財団

登別温泉から白老(しらおい)のポロト湖畔にあるウポポイ(民族共生象徴空間)へは車で30分ほど。国立アイヌ民族博物館、伝統芸能上演や体験ができる国立民族共生公園、アイヌのコタン(集落)の再現、アイヌ料理を味わえるレストランなども。

■詳細はコース1参照

公演プログラムの時間を確認してから巡るのがおすすめ ©(公財)アイヌ民族文化財団
公演プログラムの時間を確認してから巡るのがおすすめ ©(公財)アイヌ民族文化財団

吸い込まれそうな「支笏湖ブルー」の絶景!

山々が紅葉に染まる秋は青とのコントラストが特に美しい ©PIXTA
山々が紅葉に染まる秋は青とのコントラストが特に美しい ©PIXTA

日本屈指の透明度を誇る周囲約40㎞の湖。神秘的な青い色は「支笏湖ブルー」と呼ばれています。紅葉を眺めながら湖畔を散策したり、船底に窓がある遊覧船に乗って湖の中をのぞくこともできます。

支笏湖(しこつこ)

住所
北海道千歳市支笏湖温泉番外地
電話
0123-25-2404(支笏湖ビジターセンター)
URL
https://lake-shikotsu.jp/

縄文時代の大規模な集団墓の跡

森の中を歩いて縄文の精神に触れられる ©PIXTA
森の中を歩いて縄文の精神に触れられる ©PIXTA

世界遺産「北海道・北東北の縄文遺産群」の構成資産のひとつ。森の中を行くと、土を盛り上げて造ったドーナツ状の周堤が見られます。この中に複数の墓が配置されていたそう。

キウス周堤墓群(キウスしゅうていぼぐん)

住所
北海道千歳市中央
電話
0123-24-4210(千歳市埋蔵文化財センター)
営業時間
見学自由

3日目:紅葉の美瑛の丘をドライブ

黄金色に紅葉したカラマツと噴煙を上げる十勝岳
黄金色に紅葉したカラマツと噴煙を上げる十勝岳

3日目は富良野から青い池に向かって、美瑛の丘をドライブ。波打つ丘にパッチワークのような田園風景、印象的な木や十勝岳の展望と、どこを切り取っても絵になる風景。

「美瑛ブルー」を自分の目で確かめる!

季節や時間により青の色が変わる。冬の夜はライトアップを開催 ©PIXTA
季節や時間により青の色が変わる。冬の夜はライトアップを開催 ©PIXTA

美瑛の必見スポット、白金 青い池へ。十勝岳の火砕流を防ぐために造られた堰堤に美瑛川の水が溜まってできた池で、水に含まれる成分が太陽に反射して青く輝くのだそう。秋は紅葉がより青を際立たせ、うっとりする美しさ。

白金 青い池

住所
北海道上川郡美瑛町白金
電話
0166-92-4378(美瑛町観光協会)
営業時間
見学自由。駐車場7:00〜19:00(11〜4月は8:00〜21:30)、ライトアップ11〜4月16:30(月により異なる)〜21:00
定休日
ライトアップは期間中無休
料金
駐車場1回500円
URL
https://www.biei-hokkaido.jp

青い池の源流となる白く美しい滝

岩肌をつたって流れ落ちる落差約30mの滝 ©PIXTA
岩肌をつたって流れ落ちる落差約30mの滝 ©PIXTA

青い池の上流、白金温泉にある滝で断崖の割れ目から水が染み出しています。この滝に含まれる火山性物質が美瑛川に流れ込み、青い池の美しいコバルトブルーを生み出しているのだそう。自然の神秘を感じます。

美瑛川にかかるブルーリバー橋から滝を見下ろせる
美瑛川にかかるブルーリバー橋から滝を見下ろせる

白ひげの滝

住所
北海道上川郡美瑛町白金
電話
0166-92-4378(美瑛町観光協会)
営業時間
見学自由。ライトアップ11〜4月16:30(月により異なる)〜21:00、5〜10月18:00〜21:00
定休日
ライトアップは期間中無休
URL
https://www.biei-hokkaido.jp

生き生きとした動物たちに癒されて

プールで泳ぐホッキョクグマ。2022年12月現在、1歳になる子グマも見られる ©PIXTA
プールで泳ぐホッキョクグマ。2022年12月現在、1歳になる子グマも見られる ©PIXTA

動物本来の行動を引き出す、工夫を凝らした展示が人気の動物園。ガラス越しにホッキョクグマやカバが泳ぐ姿、円柱水槽を行き来するアザラシ、高さ17mを綱渡りするオランウータンなど、ワクワクする仕掛けがいっぱい!

水中トンネルから見るペンギンは空を飛んでいるよう
水中トンネルから見るペンギンは空を飛んでいるよう

旭川市旭山動物園(あさひかわしあさひやまどうぶつえん)

住所
北海道旭川市東旭川町倉沼
電話
0166-36-1104
営業時間
2023年4月29日~10月15日9:30~17:15(10月16日〜11月3日は〜16:30。共に最終入園16:00)、11月11日~2024年4月7日10:30~15:30(最終入園15:00)、8月10〜16日は夜の動物園開催
定休日
2023年4月10〜28日、11月4〜10日、12月30日~2024年1月1日
料金
入園1000円(中学生以下無料)
URL
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/

筆者

地球の歩き方観光マーケティング事業部

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。