遂にサンフランシスコT-Line新経路開通ミュニメトロ乗車体験

公開日 : 2023年01月18日
最終更新 :

1月7日に開通となったミュニTライン(セントラルサブウエー)です。ずっと雨続きでしたが、ちょっとした晴れ間をみて始発から終点まで試乗してみました。沿線沿いは、再開発されているエリアです。近い将来は懐かしく”かつてこの辺りは…”と言える場所になります。特にUCSF周辺、ドックパッチより南側は日々変わっていると言っても過言ではありません。今注目のミュニメトロTライン沿線です。

さて、今回も始発の『チャイナタウン・ローズパク駅』から乗車。パウエル/マーケット通り、モスコーニ/ヤーバブエナ駅を過ぎ、フリーウエーの4thストリート出口のブラナンストリートからミュニ車両は地上に出ます。ここまでは既に昨年から週末運行されていたので、どんな感じか様子は下記ご覧ください↓
週末運行についての投稿

ブラナン4th
ブラナン4th

車窓からの写真なので少し画像がよくないですがご容赦くださいね。

ブラナン/フォース駅の次は、カルトレインのターミナル駅『フォース&キング駅』カルトレインは、サウスベイ・シリコンバレーとサンフランシスコを結ぶ通勤列車です。ダウンタウン・ユニオンスクエアから乗り換えなしでシリコンバレーに行けようになりました。今まで乗り換えたりしてシリコンバレーに行っていたことを思うとなんと便利になったことか!完全にサンノゼ方面から市の中心部までつながりました。

カルトレイン駅前通過
カルトレイン駅前通過

サウスベイ(シリコンバレー方面)に向かう際、乗り換えたりしていた苦労が、走馬灯のようにクルクル巡りました。

以前からのTライン経路となり始める
以前からのTライン経路となり始める

開通した1月7日以降、Tラインは今まで通っていたエンバカデロは通らず、フォルサム・ブラナン・セカンド&キングは通らなくなりました。もしフォルサムなどに行きたい場合は、N-Judahラインを利用してください。

UCSF/Chase Center
UCSF/Chase Center

ミッションベイ地区(Missiion Bay)の、MBAゴールデンステートウォリアーズの本拠地が目の前の『UCSF/チェースセンター駅』チェースセンターは、バスケットだけではなく様々なイベントが開催されています。海沿いにはトレイルコースもあります。

チェースセンターイベントの際・シャトルサービス等

カルトレインの20th駅もある
カルトレインの20th駅もある

ドッグパッチ(Dogpaqtch)地区『トゥエンティースストリート駅』は、Tライン開通によって一気に飲食店やショップが移ってきています。

ピア80付近
ピア80付近

イスラミスの入江に、軍艦らしきものが見えました。かつて造船所だった頃が偲ばれます。この辺りは軍事関連施設が多くあった所で、アメリカ中から仕事を求め多くの労働者が集まってきた場所です。

Oakdale駅周辺
Oakdale駅周辺

この入江を通過すると、ベイビュー・ハンターズポイント(Bayview/Hunters Point)地区。造船所や関連施設、工場があった当時は、繁栄していました。が軍縮でここで働いていた人達は、仕事を求めて新たな場所に移って行きました。しかし、ここで暮らしていこうとした人もいます。

治安の目安になる、鉄柵や修理されていない車が目立ち始め、煌びやかなユニオンスクエアの様子から一変します。暗くなってから『オークデール駅』周辺を歩くときは、少し気をつけた方がいいでしょう。

キャンドルスティックの丘が見え始まる
キャンドルスティックの丘が見え始まる

キャンドルスティックの丘が見え始めました。キャンドルスティックポイント(Candlestick Point)地区は、往年の49ersファンにとっては懐かしい場所ですね。れっきとしたサンフランシスコ市ですが、1970年代に、ゴールデンゲートパーク内のキーザースタジアム(Kezar Stadium)から本拠地をキャンドルスティックポイントに移転した時は、「あそこはサンフランシスコじゃない!」とまで言われてしまった場所。それが今じゃ、NFL(アメフト)の応援にカルトレインに乗ってサンタクララまで行くのですから…なんて思いました(苦笑)

Le Conte-Arileta
Le Conte-Arileta

『ルコンテ駅』『アリータ駅』の間に一瞬見えるのが、通称ワン・オー・ワンと言っている国道101号線です。サンフランシスコ空港とサンフランシスコ市街地、ベイブリッジを渡りイーストベイ方面を繋いでいます。ふむふうむ、いつも101号戦から見える ミュニがこの車両だったのね。

送電線が目立つ
送電線が目立つ

空き地や草地が広がり、いよいよ終点に近づいてきました。

Sunnydale/Visitacion Valley
Sunnydale/Visitacion Valley

チャイナタウン駅から約45分短い電車の旅は終わりです。終点の『サニーデール/ビジタシオンバレー』に到着。

地図で見るとサンフランシスコ空港にかなり近い場所です。目の前は隣町、ブリスベン(オーストラリアのブリスベンと同じ名前)チャイナタウンの雑多な風景から再開発の波が押し寄せているドッグパッチ、まだ少し殺風景なサニーデール・ビジタシオンバレーと人や風景の変化に富んだ路線でした。

ドッグパッチ周辺は、以前から知る人ぞ知るレストランやショップがたくさんありますが、SNSのおかげでここのところ一気に知名度が上がってきています。以前は廃墟が残ってましたが再開発が進み、加えセントラルサブウエー・Tラインでダウンタウンから、交通の便も改善され、商業施設が増えていくのは間違いないです。サンフランシスコが更に広くなったのを感じました。

今回写真で綴ってみました。通りやエリアは歩いてみないと判らないですが、気をつけた方がいい場所は、明らかに雰囲気が違うのが感じられたと思います。怪しいな?とかちょっと怖いかも?と思ったら引き返すのも安全な街歩きの大切なことですね。

いろんな表情のあるミュニメトロTラインに乗って、サンフランシスコをエンジョイしてくださいね!

ミュニメトロTライン地図

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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