
【中国・南潯(ナンシュン)古鎮】昔ながらの風情ある水郷
2023年は、中国では1月22日が春節で、27日まで春節連休でした。その春節連休を利用して浙江省・湖州市にある「南潯(ナンシュン)古鎮」を訪れてみました。
素朴で派手さは無いものの、中国の国家観光局が定める観光地の等級で最高レベルのAAAAA級を獲得している場所だけあって、とても広く、きれいで見どころがたくさんあるところでした。
水郷で生活する人々の様子を垣間見れる

南潯古鎮は、観光地ですが、古い民家にいまもたくさんの人々が生活しています。中国では川のそばに住む人達は、生活用水として川の水を利用している人がたくさんいるのですが、こちらでも寒い中、洗濯している人がいました。
西洋建築と中国建築の融合
南潯は、春秋戦国時代前後は、呉、越、楚に属した場所。古い歴史のある場所です。清の時代(1800年代後半)に建てられた富豪の私邸が、公開されています。西洋建築と中国建築が融合されている私邸が多いのがこちらの特徴です。

上海・蘇州・杭州から車で1~1.5時間!プチトリップにオススメ
中国の江南地方(長江の下流域、南岸地域一帯)は水郷が多く、昔の姿を留めながら今も地元の人が生活しつつ、観光客に開放しているところがいくつかあります。その中で「南潯古鎮」は、私が住む蘇州からタクシーや直行バスで約1時間で行ける場所にある水郷。上海や杭州からでも車で1時間半で着きます。都会から離れて、商業化されていない中国の古い町並みを見てみたい方にオススメの場所です。

飲食店・土産物店も豊富

さすがAAAAA級観光地、飲食店や土産物店がたくさん軒を連ねています。中国では春節連休なら、休んでいるお店も多いのですが、こちらでは連休中も営業しているお店が多かったです。食べるものには困らなさそうです。(ただし春節の前日・大晦日は早めに店じまいするお店も一般的に多いので、訪れる際はご注意を。)
水郷ならではの夜景も美しい

夜は冬だと5時半くらいから、提灯や街灯に明かりが灯り始めます。川沿いがライトアップされていて、幻想的な雰囲気に。
春節ならではのイベントも

中国では春節は、舞龍(ドラゴンの演舞)や、舞獅(獅子舞)で新年をお祝いする風習があります。こちらでは古鎮のあちこちに設えられた舞台で、舞龍、舞獅の他にも、中国舞踊や変面、マジックなどが披露されていて、春節を盛り上げていました。
ご当地麺をぜひ食べてほしい

中国では全国各地に様々な麺文化があります。蘇州や蘇州近郊では「蘇式麺」と呼ばれるスタイルの麺がよく食べられます。そうめんのような細い乾麺に、醤油ベースのスープ、それに好きなトッピングを選ぶのが特徴です。
こちらでは、蘇式麺タイプの「双浇面(シュアンジャオミェン)」(右)と「羊肉面(ヤンロウミェン)」(左)が有名だそうで、食べてみました。中国語でトッピングのことを「浇头(ジャオトウ)」と呼ぶのですが、それが肉と魚の2種類入っているので「双浇面」と言うそう。チャーシューのようなお肉も、揚げてタレに漬けた魚も臭みは全く無く美味しかったです!「羊肉面」は、少しだけ羊肉独特の臭みがあるので、好き嫌いが分かれるかも。私は好きな味でしたよ!
南潯(ナンシュン)古鎮
- 住所
- 浙江省湖州市南浔镇
- 公式ホームページ
- http://www.chinananxun.com/
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