【京都】光源氏を思う庭園「枳殻邸」に咲く梅の花

公開日 : 2023年02月23日
最終更新 :
筆者 : Akio

三寒四温を繰り返しながら、季節はゆっくりと春の日に向かっていますね。
京都駅近くの渉成園(しょうせいえん)・枳殻邸(きこくてい)です。
ここは、京都観光の穴場的なところでもあります。

渉成園・枳殻邸は東本願寺の飛び地で、京都駅から歩いて行ける距離(徒歩約10分)です。
渉成園・枳殻邸の名の由来は、かつて周囲に植えられていた枳殻(カラタチ)の生垣にちなんで、
枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれています。

季節ごとの花が咲く庭園では、新春は梅、春は桜、6月は紫陽花に蓮。夏は睡蓮。
秋は紅葉と、四季折々の自然豊かな景色が広がります。
境内奥の梅園では、梅が咲いています。

光源氏へと想いをはせる風景

渉成園の地は、平安時代の初期(887年頃)嵯峨天皇の皇子・源融が営んだ「六条河原院」の
旧蹟であったと言われています。 
この源融こそ、あの『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルではないかと言われる人物です。
源融は六条河原院を造営する際、奥州塩釜(宮城県塩釜)の風景を模して庭を造ったといわれ、
毎月、難波から海水を運ばせて、この池を作ったそうです。

庭は1653年、詩仙堂の庭園などを造った石川丈山が作庭。
国の名勝となっています。

太鼓橋を渡って進むと境内奥に梅園があります。
印月池からは、京都タワーも近くに見えますよ。

街の中にあるのに、自然豊かな景色が広がる「渉成園・枳殻邸」。
紅梅も白梅も見頃を迎えつつあります。

渉成園・枳殻邸

住所 京都市下京区烏丸通七条上る
アクセス
(バス)
京都駅から京都市営バス17、205、206、208号系統「七条河原町」下車。
四条河原町から京都市営バス17、205号系統「七条河原町」下車/
(徒歩)

京都駅から徒歩約10分
駐車場
普通乗用車10台程度
拝観料
500円以上のご志納
拝観時間
9:00~16:00(受付 ~15:30)

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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