【アメリカ】3月12日、デイライト・セービングス・タイムが始まりました!

公開日 : 2023年03月13日
最終更新 :

昨日の夜9時に寝て、夜中の1時半に目覚めてしまいました。メールを読んだり仕事をしたりしてから携帯電話を見てみたら、4時半になっていました。数日前に夫に「日曜日に、壁とオーブンと車の時間を変えてね。」と言われたばかりなのにうっかり忘れていたのですが、アメリカでは今日(3月12日)の午前2時に「デイライト・セービング・タイム (daylight Saving time)」が始まっていたのです。そんなに長い時間起きている感じはしなかったのにいつの間にか4時半になっていたのは、デイライト・セービング・タイムで1時間失っていたからなんです!

今日は、アメリカ旅行の際にぜひ知っておいていただきたい「デイライト・セービング・タイム」の話題をお届けしますね。

自然光をより有効に利用するために他の英語圏で「夏時間(Summer time)」と呼ばれることも多いこの慣行は、アメリカでは「サマータイム」ではなく、「デイライト・セービング・タイム」または「DST」と呼ばれて、エネルギー消費を削減するために適用されています。USAトゥディのウェブサイトによれば、面白いことに、アメリカでは、アメリカ合衆国運輸省 (Department of Transportation:DOT)が、国内のデイライト・セービング・タイムとすべてのタイムゾーンを担当しているそうです。この記事によると、時間基準は多くの交通手段にとって重要であるため、タイムゾーンの監督は運輸省に割り当てられたのだとか。

現在アメリカでは、DSTは3月の第2日曜日の午前2時から11月の第1日曜日の午前2時まで適用されると規定されているそうです。今年はDSTが始まる3月12日午前2時に時計を3時に進め(1時間失うことになりますね)、DSTが終わる11月5日の午前2時に時計を1時間戻します。アメリカではこの時間の設定を「スプリング・フォワード(Spring forward)、フォール・バック(Fall back)」と呼んでいます。ちなみに、DSTは、毎年合計34 週間(238 日)、年間の約65%を占めているそうです。

運輸省のウェブサイトによれば、 ハワイ、アメリカ領サモア、グアム、北マリアナ諸島、プエルトリコ、ヴァージン諸島、アリゾナ州の大部分では、DSTは実施されていないそうです。

DSTは、慣れないとややこしかったり、旅行者の方の体調やスケジュール調整に影響することもあるかもしれませんが、確かにエネルギー消費の削減には貢献しそうですね。東部に住んでいる私は、日本との時差が13時間に縮まるこの8か月間は、日本の家族とのコミュニケーションがとりやすくて嬉しいシーズンです!

参照 
When is daylight saving time 2023? Here's what to know about the time change in March.
https://www.usatoday.com/story/news/nation/2023/02/11/daylight-saving-time-sunday-march-12/11230886002/
Daylight Saving Time.
https://www.transportation.gov/regulations/daylight-saving-time

筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

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