【マレーシア】ラン園で花に囲まれたティータイム

公開日 : 2023年04月26日
最終更新 :

一説によるとマレー半島には900種類以上ものランの花があると言われています。
熱帯で生育するランはマレーシアでもよく見かけ、名門マジェスティック・ホテル(Majestic Hotel)には、その名を冠したオーキッドコンサバトリー(The Orchid Conservatory)というティールームがあり、アフタヌーンティーがいただけます。

「ランの世界」という屋号
「ランの世界」という屋号

今回は、クアラルンプール郊外にあるラン農園のカフェをご紹介します。
ワールド・オブ・ファレノプシス(World of Phalaenopsis)は、クアラルンプールから北へ約50km、車で1時間ほどの距離にあるウル・ヤム(Ulu Yam)地域にあります。

さまざまな種類のランの花が咲き乱れる
さまざまな種類のランの花が咲き乱れる

ランを栽培し直売している農園で、温室の中にはあらゆるランの花が展示され自宅用、贈答用などと目的に合わせて購入することができます。
ランの花が展示されているところを歩いているだけでも、優雅な気分になります。

※販売用のランの花の撮影は禁止されていますので、ご注意ください。

植物に囲まれたエントランス
植物に囲まれたエントランス
植物園のようなイメージのカフェ
植物園のようなイメージのカフェ
秘密の花園といった印象のカフェへの入り口
秘密の花園といった印象のカフェへの入り口
カフェの外の池には鴨が飼育されている
カフェの外の池には鴨が飼育されている

ランの販売だけではなく、実はワールド・オブ・ファレノプシス(World of Phalaenopsis)の奥には知られざるカフェがあります。
フロレッセンス(The Florescence)は、ランの販売エリアにひっそりと位置するカフェは、植物に囲まれた入口が印象的

鴨がいる池をのぞむこちらのカフェの店内には、さまざまなランの花が飾られています。

黒い壁の部分は……
黒い壁の部分は……
壁の表面の金網には水が流れている
壁の表面の金網には水が流れている

カフェの中は締め切ってあり外よりも涼しいのでエアコンかと思いきや……
壁には金網のようなものが這わせてあり、ここに水が流れています。
どうやら気化熱を利用した冷却システムのようで、冷たい冷気を大型扇風機(サーキュレーター)で送って室内を冷やしているようでした。

心地よい涼しい風が客席まで流れてきます。

カウンター奥はランの苗床
カウンター奥はランの苗床

ここはカフェではあるのですが、奥は苗床(nursery)になっています。
苗床のあるエリアは許可なく入ることはできません。
主役はあくまでもランです。

パンダンティラミスとアイスティー
パンダンティラミスとアイスティー

こちらはパンダンのティラミス風スイーツのパンダン・ミス(Pandan Misu)RM15(約450円)と、アイスレモンティ(Iced Lemon Tea)RM16(約480円)。アイスレモンティは、ピッチャーでサーブされます。

ストロベリーワッフル
ストロベリーワッフル

こちらはストリベリーワッフル(Waffle Strawberry)RM18(約540円)。
注文してから焼き上げるので少々時間に余裕をとのこと。

ケーキもワッフルも思ったよりも甘くなく、シンプルで素朴な味。
いちごに酸味があり、ゲンティン・ハイランドやキャメロン・ハイランドなどのローカルのものなのでしょうか。
緑多い店内に癒されながらゆっくりと時間を過ごすことができます。

ウォールハンギングされる植物に見惚れる
ウォールハンギングされる植物に見惚れる

ラン園だけあって、カフェ内の至るとことにもランの花がさりげなく飾られています。
テーブルの上や壁、そして床には鉢植えなどなど。
その他にも熱帯らしい植物も多いのですが、すっきりとレイアウトされていて明るいのが印象的。
窓の外には池があり、カフェから出るとボードウォークとなっていて、少し歩けるようになっています。

残念ながら車のみのアクセスとなってしまいますが、自然あふれるウル・ヤム(Ulu Yam)にはさまざまな観光スポットがあるので、いくつかご紹介したいと思います。

(撮影by逗子マリナ)
※撮影許可をいただいて撮影しています
※写真の無断転載禁止

施設名
フロレッセンス(The Florescence) ※ワールド・オブ・ファレノプシス(World of Phalaenopsis)内
住所
Lot 1017, Kampung Sungai Kamin Ulu Yam Baru, Selangor Batang Kali, 44300
電話
0360751133
営業時間
9:00〜17:00

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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