111. ウズベキスタンのお土産を直接日本に発送したい!絵葉書&小包の郵送方法

公開日 : 2023年06月29日
最終更新 :

サローム(こんにちは)!

海外旅行で気になる方は気になるのがその国の国際郵便事情。旅先でいつもポストカードを書いて送っているという方、結構多いですよね。またお土産を買いこんでしまったり(特にお土産の豊富なウズベキスタンでは、スザニや陶器などを業者並みに大量買いしてしまった方もお見かけします...)、長旅の途中で要らなくなったものを日本に送りたくなったり、という方もいらっしゃるはず。
ここではサマルカンドからの絵葉書や小包の発送情報をご紹介します。なおタシケントの郵便局についての記事も以前執筆しているので(10. 馬切手、楽器切手、ナン切手...。タシケントの中央郵便局で何でもありのウズベク切手探し)、ぜひあわせてご覧ください。

ウズベキスタンでは絵葉書、小包とも郵便局(ウズベク語やロシア語でпочта ポチタ)から送ることができます。まずは絵葉書(同じくоткрытка アトクルィートカ)の発送方法について。後述する郵便局本局からも送れますが、観光客に便利なのが旧市街の歩行者天国カリモフ通り沿いの郵便局。

サマルカンド・カリモフ通りの郵便局外観 

小さい郵便局で小包の発送には対応していませんが、ポストカードならここから送ることができます。発送先の国名を職員に伝えるとすぐに料金を教えてくれ、切手を出してくれるので何も難しくありません。一度日本に送った時はたったの6400スム(2023年6月現在のレートで80円)、約3週間で届きました。

ウズベキスタンの絵葉書
今回使った切手はタシケントのモスクと鶴の絵柄

この郵便局から徒歩5分ほどのところにある、私が活動している観光案内所にてサマルカンドらしい絵葉書を売っているので、ぜひ購入してくださいね!この郵便局の地図は下記の通り。

続いて小包(ウズベク語やロシア語でпосылка パスィールカ)の発送について。こちらは旧市街から少し離れたロシア人街エリア、家電市場やショッピングモールのMakon Mall近くにある郵便局本局から送ることになります。
郵便局は周りの建物とはいい意味で浮いている、なかなかレトロな建物で目にすると驚くことでしょう。それもそのはず、この建物はソ連時代よりさらに前のロシア帝国時代に建てられたものなのです。注意深く見ると建物の上方左側に19、右側に10という文字が見えるはず。何と100年以上前の建築なのですね。

サマルカンド郵便局本局 外観 

内部はリノベーション済みで古さは感じられません。入って左奥が国際郵便窓口。小包を送りたい旨を伝えると、まずは紙に発送元と発送先の名前と住所、内容物と個数を書くよう言われます。これをそのままコンピューターに入力するとのことなので、記入ミスが無いよう丁寧な字で慎重に書きましょう。

サマルカンド郵便局本局 内部
サマルカンド郵便局本局 小包を送る

私が送った時は前もって発送物を梱包していきましたが、ご丁寧にもここでも梱包材で包んでくれました。が、いつでも梱包してくれるとは限らないのでやはり事前にしっかりと包んでいった方がいいでしょう。陶器などを大量に買う予定の方は、日本からクッション材を持って行かれることをおすすめします。

サマルカンド郵便局本局 小包を送る

その後発送物はすべて麻袋に入れられ、この袋にも発送元と発送先の名前と住所、電話番号を書くことになります。私の時は段ボールなどは一切使わず、この麻袋のまま送られることになりました。全然小包じゃない...。

サマルカンド郵便局本局 小包を送る

そして職員がコンピューターでデータを入力、出してくれた控えに間違いがないかどうか確認して支払い。10kgで100万スム(2023年6月現在のレートで約1万2000円)強の送料になりました。控えに追跡番号が書かれており、ウズベキスタン郵便のウェブサイトで確認ができます(https://pochta.uz/en/)にアクセス→ENTER BARCODE НАЙТИをクリックして番号を入力)。私が送った時は意外と早く、1か月弱で日本に到着しました。
この郵便局本局の地図は下記の通り。

いずれの郵便局も営業時間は月曜から金曜の9時から17時まで、土曜の9時から15時まで。13時から14時までは休憩になります。ただ小包窓口はこれより早く閉まることがあるので、午前中に行くことをおすすめします。
また送付が禁止されているものなど、国際小包に関する規定は事前にご自身でお調べください。

ちなみに日本からウズベキスタンへの荷物の送付に関しては、私の知る限り郵便局からの発送は不可。DHLなどの民間業者で可能のようですが、やはりお値段はかなり高いそうです。というわけで私は欲しい日本の物があるときには、一時帰国する在留邦人の知人や旅行に来る友人に頼むことにしています。日本からの荷物を快く持ってきてくださった皆様、この場を借りて改めてお礼申し上げます...。

それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!

筆者

ウズベキスタン特派員

伊藤 卓巳

根っからのスタン系大好き人間です。まだまだ知られていないウズベキスタンの魅力や情報を、サマルカンドより愛をこめてお伝えします!

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