【三重県】光風窯(萬古焼)の陶芸体験

公開日 : 2023年07月28日
最終更新 :
筆者 : な*る

萬古焼窯元・光風窯で陶芸体験をしました。
光風窯では【光風窯陶芸倶楽部】にて一日陶芸体験・夏休み陶芸教室・出張陶芸教室もされているようです。

陶芸に用いられる成型技法ーろくろ、タタラ作り、手びねり(紐づくり)、(玉作り)、鋳込み等。
今回はその中から「タタラ作り」を体験しました。

「タタラ作り」
陶芸の中でも素朴でポピュラーな作り方だそうです。手作りの温かみが感じられると人気の成型技法です。

タタラ板と呼ばれる細長い板の上で、土の塊の左右に細長い板(板の厚みが土の厚みになります。)を置き、
土の塊を薄く均一になるように棒で伸ばしていきます。

先生は気さくでフレンドリーな方で丁寧に教えて頂きました。

タタラ作りで薄く伸ばした土を、色々なアイテムを使って好きなように模様を付けていきます。
そして丸く型抜きをし、土で作った細長いひも状の物を底に丸く沿わせて完成です。

先生のお手本通りに土を伸ばすところから始めて、夢中になって作っていきました。
気が付くと、あっという間に作業終了でした。(手前が私の作品です)
後は先生に窯で焼いて頂き、完成です。

後日、焼きあがった作品を取りに行きました。
完成した作品は薄緑の素朴なお皿になっていました。

陶芸倶楽部の教室内。

ある公共の建造物に飾られる陶壁画の一部づつ。各ピースが組み合わさって陶壁画になるそうです。
一枚一枚、丁寧に焼かれています。

陶壁画の元図案。
この図案のように上記の陶板をそれぞれの位置にはめ込んでいきます。

広い工房には私たちが居た陶芸教室とは別に先生の作品が置かれている部屋や所狭しとある焼き物やその道具、そして焼き物の窯などが見えます。

かなり広い空間です。

先生の作品がある部屋から~
金色が光る焼き物達。
金彩色絵の美しいものが多いです。

今回タタラ作りを教えて頂いたのは、きさくな感じの熊本栄司先生。

実は、この熊本先生は日展始め様々な賞の入選や受賞歴多数の著名な方でした。(後で知ったのですが・・・)
陶芸ビエンナーレのグランプリ・朝日陶芸展の新人陶芸奨励賞(シドニー展選抜)・日本現代工芸展や東海テレビ賞や日展等々、数多くの受賞をされています。

またテレビやラジオ、雑誌などのメディアにも出演多数のようです。
家庭画報にも有名レストランで伊勢海老などのお料理を盛りつけた器が掲載されていました。

色彩豊かなコーヒーカップなども目を引きます。
この作品部屋には紹介しきれないほど多々の陶芸作品が並んでいました。

この窯で陶芸体験の作品などは焼かれるとの事。
ただコロナ禍で陶芸体験も自粛気味になると窯を使わない日も続いたようです。

その中で生まれた作品の一つが例のアマビエ(江戸時代に肥後国海上に突如出現したとされる日本の疫病封じの妖怪。コロナ禍で有名になりました。)シリーズだとおっしゃっていました。
陶器で作られたアマビエはネットで人気だったそうです。(下段に写真あり)

実は立派な受賞歴も持つ著名な先生だったと上述した通りなのですが、あのユニクロの「フリース20周年プロジェクト」にも参加されていました。
各界の著名人が並ぶ中央、テニスの錦織圭選手の横、確かに教えていただいた熊本先生です。

当時のユニクロのホームページ。
陶芸家・熊本栄司氏。

陶芸家・熊本栄司氏の作品達。

  • 熊本氏のSNSより

    熊本氏のSNSより

  • 熊本氏のSNSより

    熊本氏のSNSより

  • 熊本氏のSNSより

    熊本氏のSNSより

  • 熊本氏のSNSより

    熊本氏のSNSより

  • 熊本氏のSNSより

    熊本氏のSNSより

  • 熊本氏のSNSより

    熊本氏のSNSより

  • 熊本氏のSNSより

    熊本氏のSNSより

  • 熊本氏のSNSより

    熊本氏のSNSより

  • 工房内に立て掛けてあった作品

    工房内に立て掛けてあった作品

  • 作品部屋より

    作品部屋より

  • 作品部屋より・陶器で出来た
アマビエのブローチ

    作品部屋より・陶器で出来た アマビエのブローチ

  • 作品部屋より

    作品部屋より

素敵な作品はまだまだ数えきれない程。
陶芸家・熊本栄司氏や作品については以下を参照お願いします。

【陶芸家 熊本栄司OFFICIAL WEBSITE】

URL:
https://eiji-kumamoto.com/

住所 〒510-0801 三重県四日市市三ツ谷東町8-10
電話番号 059-333-3537
連絡先 【光風窯陶芸倶楽部】
URL   https://kouhuugama.com/
アクセス 近畿日本鉄道 名古屋線「阿倉川駅」より徒歩10分

筆者

三重特派員

な*る

三重県在中27年から見た三重の良さをお伝え出来たら幸いです。

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