
パリのプランタン・オスマン本店にある歴史的建造物の大階段が40年ぶりに一般公開
パリ市内にある百貨店プランタン・オスマン本店の、ウィメンズストアのメインエントランスから7階テラスまでをつなぐ、40年以上閉ざされていたアールデコの大階段が、今年2023年から一般開放されるようになりました。
40年以上閉ざされていた大階段

この大階段ができたのは1922〜1924年にかけて。1921年にプランタンで起きた火災によって被害を受けた建物を、修繕する際に作られました。
デザインは火事からの修繕を指揮した建築家ジョルジュ・ワイボが担当。その後、大階段は1980年代までは来館客のために使われていましたが、その後は非常用階段として利用されることになり、普段はアクセスができなくなりました。
今回の公開においては、オリジナルの魅力を再発見できるようにリノベーションされ、ここ数年続いてきたプランタン・オスマン本店の改装の象徴のひとつに位置付けられています。館内にある階段ですので誰でも自由に登り降りすることができます。
大階段を登って屋上に出てみよう

せっかく大階段を見に行くなら、本館であるウィメンズストアの7階まで上がってみましょう。7階はオスマン通りに面したテラス「Le 7ème Ciel(ル・セティエム・シエル)」に出られる構造になっており、パリの町並みを眺めることができます。エッフェル塔も見えますよ。
また7階テラスにはジュエリーブランド「Messika(メシカ)」が出すカフェがあり(2023年7月時点)、プランタンのクーポール(丸天井)の屋根を間近にパリの町並みを空から楽しめます。
注:現在はもうメシカのカフェは営業していません。
- 名称
- Printemps Haussmann(プランタン・オスマン)
- 住所
- 64 Boulevard Haussmann 75009

筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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