セバストポールからリッチモンドのブルワリー(サンフランシスコ)

公開日 : 2023年10月28日
最終更新 :

ワインのエキスパートをゲストに迎えるにあたり、我ら視察班は、ソノマカウンティーで打ち合わせ。セバストポール(Sebastopol)という街でレストランの確認後、急にお腹が空いてもう井之頭五郎状態です。飛び込んで入ったお店のハンバーガーとビールの話。視察からブルワリー探しになった小春日和の某日でした。

かつて”ヒッピータウン”と言われてたセバストポール市は、ソノマカウンティのアートの街とも言われています。その中心が「ザ・バーロウ(The Barlow)」広大な美しい敷地内にワインテイスティングルーム・ブルワリー・ギャラリー、ガラージを改造したサスティナブルなレストランが点在します。お店を見て回るだけでも楽しいです。しかし、カウンターカルチャーのヒッピー魂はここにあり!全ては地元オーナーで、チェーン店がないオンリーワンが自慢。

The Barlow:https://thebarlow.net

*食の意識の高さが感じられるファーマーズマーケットもおすすめ*
セバストポールファーマーズマーケット:https://sebastopolfarmmarket.org

カジュアルなアメリカンダイニング
カジュアルなアメリカンダイニング
風が通り抜ける気持ちよさ
風が通り抜ける気持ちよさ

「ブルーリッジキッチン(Blue Ridge Kitchen)」に入ってみました。ブルーだけあってカウンターがブルー。小春日和の暖かな風が店内を通り抜けて、外にいるよな気持ち良さです。でも折角いいお天気だったので、本当の屋外パティオでランチすることにしました。

左クーパーリージ・右イーストブラザース
左クーパーリージ・右イーストブラザース

セバストポール周辺はソノマワインの一大産地です。涼やかなシャルドネや華麗なピノ・ノアールは世界的にもトップレベルです。秋風が爽やかだったので気分はビール。本日のチョイスは、サンタ・ロサ「クーパーリージ(Cooperage Brewing)」のペールエールとリッチモンド「イーストブラザース(East Brothers Beer Co)」のボヘミアンピルスナーになりました。

クーパーリージペールエール:缶デザインがオラクルパークのマッコビーコーブ。ワールドシリーズ真っ最中ですが、ジャイアンツファンには嬉しくなるようなデザイン。ホップがいい感じで効いていますが、ほのかに華やかなオレンジぽい後味は苦いビールがちょっとという方にはおすすめです。
イーストブラザースボヘミアンピルスナー:ピルスナーは基本的には軽い仕上がりなんですが、コクもあって暑すぎない温暖な気候にはぴったりのラガータイプ。

イーストベイに住んでいる視察仲間が「近所にブルワリーあるなんて知らんかったでぇ〜」と缶の写真を撮っていました。今度行ってみるわと…

クーパーリージブルーイング(サンタロサ):https://cooperagebrewing.com
イーストブラザースビールカンパニー(リッチモンド):https://www.eastbrotherbeer.com

左フライドグリーントマトサンドイッチ・右スマッシュバーガー
左フライドグリーントマトサンドイッチ・右スマッシュバーガー

ビールと言えば、ハンバーガー?
流行りのスマッシュバーガー(Matt's Smash Burger$15)があり、もちろん頼んでみることにしました。そして珍しいフライドグリーントマトのサンドイッチ(Fried Tomato Burrata Sandwitch$14)があったのでそれぞれ半分に切ってもらって食べ比べてみました。+フレンチフライ($10)

スマッシュバーガーはご存じの方もいらっしゃると思いますが、ハンバーグのタネ(挽肉)をボール状に丸めて鉄板に乗せ、上かヘラなどで押し付けてつぶす、”スマッシュ(smash)” 粉砕とか砕くという意味ですね。無器用さんが作ったハンバーガーみたいなボコボコ形のハンバーグです。(失敗した時にスマッシュバーガーって言えばいい^ ^)カラメル色まで炒めた玉ねぎの甘さがビーフとよく合います。やっぱりアメリカはハンバーガーの国!と改めて気づいた瞬間。

一方グリーントマトは未熟なトマトです。生食では硬いし酸っぱく食べにくいですが、加熱することで酸味が和らぎます。メキシコあたりではよく見る食材です。トンカツみたいに衣をつけて揚げるとボリュームも出て食感も良くなり意外とクセになる揚げ物です。挟んである赤玉ねぎの軽い酢漬け(ピクルス)がよく合います。他ではあまりないユニークなサンドイッチです。

スタッフもすごくフレンドリー

【Blue Ridge Kitchen】
住所:6770 McKinley St Ste 150, Sebastopol, CA 95472
Tel:707-222-5040
オープン時間:金土11:30〜21:00 日〜水11:30〜20:00 木11:00〜20:00
WEBサイト:https://brkitchen.com

次回まで待てずにリッチモンド・イーストブラザースに行ってみた!

工場地帯の一角、分かりにくこと至極
工場地帯の一角、分かりにくこと至極

ワイナリーの視察も終わった帰り道。今度行くと言いながら次回まで待てなかったようで、急きょブルワリーを訪ねる事になりました。住所によれば、サンラファエル橋近く、リッチモンド市の港湾地区、工場や倉庫が立ち並ぶエリアでした。どうも倉庫の一角らしいのですが、全くブルワリーらしきものは無く。人に聞くにも人がいない… ようやく見つけた看板。さっきから行ったり来たりしてた道路の草むらにちょこんとある感じで、これじゃ分からんと苦笑。(写真は分かりやすく置いてみた)さっきからウロウロしていた倉庫の裏側がイーストブラザースビールカンパニーの正面でした。

ようやく辿り着くも…
ようやく辿り着くも…

見つけたい一心だったので、タップルームの時間まで確認していなくて、赤シャツのお兄さん(ブルワーさん)が鍵かけて本日の作業お・わ・り

「ごめん、また来てください」

今年は涼しい夏だったので葡萄の収穫は遅い所で一ヶ月遅れ、ちょうど収穫作業で大忙しの中、対応してくれたスタッフの皆さん感謝です。ゆっくりランチもできずですが、ワインカントリーは美味いものの宝庫で、ありがたやありがたやです。ひょんなことからブルワリーも発見したし、いろんな意味で収穫ありな1日でした。

今日ご紹介したセバストポールのザ・バーロウはかなりおすすめの場所、ソノマカウンティーの旅行の立ち寄り場所に覚えておくといいですよ。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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