サンフランシスコ1月ファーマーズマーケットで考えてみたアメリカ人が、傘をささない理由

公開日 : 2024年01月28日
最終更新 :

今シーズンんもよい意味で適当に雨が降っているサンフランシスコです。しかも、なぜか週末に雨が降るルーティンです。冬場は農産物の収穫もさほどなく春までは緩やかな商売をしているベンダーさん達予報で週末が雨と分かると無理に出店せず。そんな1月でした。

しかし、行けば見たこともない野菜果物があり、Lime+Kumquat=Limequats(ライム金柑)とMandarin Orenge+Kumquat=Mandarinquat (みかん金柑)を見つけました。名のとおりほんのりライムの香りがする金柑(これはかなり酸っぱく感じて、小さいレモンのイメージ)マンダリンオレンジは日本のみかん(温州みかん系)でやや苦味はありますが表皮まで食べられるプチみかんみたいな金柑です。

ある意味希少価値だったレタス
ある意味希少価値だったレタス

レタスと言えば、この写真のようなレタスですよね。日本では高原野菜としてとってもポピュラーです。このレタスは、「Iceberg Lettuce(アイスバーグ・レタス)」という名前で、ほとんどスーパーでしか売られておらず、しかもお手頃なんです。例えばTrader Joe's(トレジョ)では、1個2ドル以下で売っています。フェリープラザのファーマーズマーケットでは、主に、ロメインレタス、レッドリーフ・レタス、グリンリーフ・レタス類が売られていて、アイスバーグ・レタスはお目にかからないのです。

トレジョのレタスが1kg弱(約2lb)で、倍以上の驚きの値段なのです。ならば値段なりに美味しいに違いない!と二つ(4ドル分)を買ってみましたら、果たして書いてあるとおり、葉っぱでこれ以上のパリパリ(Crispy)感があるとは信じられなくらいクリスピーで、薄緑色の柔らかな香りがお口いっぱい鼻腔まで届くくらいでした。多分人生で一番感動したレタスかもしれない。ちょっとのお塩だけで十分美味しかったです。よく週、リピ買いに行ったらもうないってあっさり言われました(涙)

なんでアイスバーグ(氷山)って言うかと言いますと、日本の国土の25倍も広いアメリカ。貨物列車でレタスを運ぶに際、冷蔵庫がわりに氷を山のように積んでいたから、いつしか名前に変わった。以前は「Crisphead lettuce(クリスプヘッド・レタス)」と言われていたんだそうです。西海岸から貨車でレタスを運ぶにはどうしたらいいか?から冷蔵貨車ができたたと、サクラメントの鉄道博物館で説明を聞いた記憶が今更蘇ってきました。

赤ちゃんを抱っこしてるため傘をさしてたママ
赤ちゃんを抱っこしてるため傘をさしてたママ

不思議ですよね。アメリカ人って本当に傘をささないんですよね。傘立てのあるお家も見たことないですし…。そこで、日系人を含むアメリカ人数人に、なぜ傘をささないか?聞いてみたんです。答えは「傘をさすまでの量が降らないでしょっ」というのがほとんどでした。
あと、
*車で移動だから傘よりもフード付きのレインコートが便利。→説得力あり
*傘を無くしちゃうから。→あるある
*雨が降ったらカフェで雨やどりできるじゃん。→家には帰らないらしい
*時々しか降らないし、謝謝。→恵みの雨

今は雨季ですが、日本の梅雨のように一日降っていることもないし、濡れてもすぐ乾いちゃう乾燥地カリフォルニア育ちはそう思うのかもしれません。逆に、日本のヒトすぐ傘さすねなぜ?と聞かれ、「雨=傘さす」私らの常識がえええっ?と答えに苦慮しました。

と言うお国柄、こちらで売ってる傘は、重くて壊れやすく高価でデザイン可愛くない…お世辞にも良いものではありません。雨季にいらっしゃる時、日本の傘は必須アイテムですよ。

雨の日はマーケットプレイス内が賑わいます。
雨の日はマーケットプレイス内が賑わいます。

雨の日の買い物は、さっさと済ませマーケットプレイス内のカフェで雨が止むまで時間つぶしです(これじゃ前出の友達と同じですが)。カジュアルなフレンチスタイルの「グランデ・クレペリー」サクサクなクロワッサンおすすめです。

Grande Creperia

住所
Ferry Building #46, San Francisco, CA 94105
営業時間
火〜日8:00〜15:00
定休日
月曜日
グランデ・クレペリーWEB
https://www.grandecreperie.com
こうして並んでると指差し注文できるので助かります(笑)
こうして並んでると指差し注文できるので助かります(笑)
1月最後のマーケットはポカポカ陽気
1月最後のマーケットはポカポカ陽気

1月後半くらいから日がどんどん長くなってきました。
春がもうそこまで来ています。

筆者

アメリカ・カリフォルニア州特派員

美丸(Mimaru)

サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。

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