【京都】錦の織物の様に美しい「真如堂」の紅葉

公開日 : 2023年11月20日
最終更新 :
筆者 : Akio

錦秋の真如堂

真如堂へと入りました。
ここでは鮮やかな紅葉の世界が広がっています。(11月19日撮影)

「真如堂」。
正式な名前は真正極楽寺。

真如堂は、平安初期に円仁が霊木で彫った天下三如来のひとつ阿弥陀如来を
本尊として堂宇を建てたのがはじまりです。

境内には三重塔、書院、元三大師堂、鐘楼などの伽藍が並び、山門から本堂まで、
ゆるやかに延びる参道の両側からは、赤く色づいた楓が枝垂れています。
紅葉のなかに、三重塔が見えました。

錦林の由来

この辺りは錦林(きんりん)エリア。
真如堂へのアクセスは、市バス錦林(きんりん)車庫からも近くて、錦林車庫バス停から
徒歩10分くらいの距離です。

錦林車庫の、「錦林」という名の由来ですが、この辺りは明治までうっそうとした森が
広がっていたそうで、その森の紅葉は錦の織物の様に美しいと言われ、
錦の林・『錦林(きんりん)』と呼ばれたそうです。
いまもこの地域には錦林の名がつく小学校などが残っています。

真如堂のもみじは、ここの所の朝晩の冷え込みで
鮮やかに色付いています。

真如堂の一年は......
冬は白い雪の日があり、春には桜。
桜の後は、青もみじ。
梅雨は紫陽花。
夏から秋は、萩。
そして今、紅葉の時を迎えています。

境内奥へと進むと、本堂裏ではまだ青もみじが多いです。

季節がもう少し進んだ、12月上旬頃の本堂裏では、紅葉と共に、散った紅葉が
地面一面に敷き詰められる「散りもみじ」の景色となります。

以上、彩りの時を迎えた錦秋の真如堂でした。

真如堂(真正極楽寺)

住所
京都市左京区浄土寺真如町82
アクセス
バス停・錦林車庫前から徒歩約10分/南禅寺から徒歩約15分(1.3km)

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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