日常を離れて「RY’S cafe bar」のお洒落モダン&アンティーク空間で食事を楽しむ(札幌市中央区)
地下鉄東西線円山公園駅方面から小樽方面へ車で向かう道すがら、旧国道5号線に合流する交差点で目にした「RY'S cafe bar」の大きな看板。気になっていたので訪れてみると、2階建て建物の2階にあるカフェバーは、外からは想像がつかない非日常な空間でした。
円山エリアに隣接する美術館のようなカフェバー
地下鉄東西線「西28丁目駅」から徒歩7分、「円山公園駅」から徒歩11分の北5条手稲通と道道453号が交わる角にある「RY'S cafe bar」(アールワイズカフェバー)。
大きな看板は、道道453号沿いからよく見えます。
お店は1階の入り口を入り、階段を上がった2階。
階段を上がっていくと、少しずつ「RY’S cafe bar」の雰囲気が漂ってきます。
そして扉を開けると、外からは全く想像もつかなかったモダン空間が。
アーティストによるアート作品・アクセサリーなども展示しており、購入もできます。
イスやテーブル、照明やインスタレーションと、どこを見ても目を引くものに溢れ、アートギャラリーに迷い込んだかのようです。
さらには、中世ヨーロッパを思わせるイスが額縁の中に鎮座するスポット。
ヨーロッパのお城を訪れて展示品を見ている気分になります。
このイスに座ったり、写真を撮ったりできるのですが、より本格的なこの時代の雰囲気を楽しみたい方は、備え付けの衣装を羽織って写真撮影することもできるそう。
初めて訪れたとき、イスの周りでまじまじとこちらのスポットを見ていると、スタッフの方が「座って写真を撮ってくださっても大丈夫ですよ。よろしければ、あちらの部屋も見ていってください。」と声をかけてくれました。
スタッフの方にいわれるまま、入り口から見てモダンアートなエリアの反対側へ行くと、そこにはまた異世界に迷い込んだような空間が広がっていました。
ビクトリア調、もしくはロココ調のサロンを思わせるアンティークな調度品がそのままテーブル席に。
こちらの照明はさらにひとつひとつの細工が細かく、ゴージャス!
もちろん、こちらでも写真をパチリ。
なんともう1か所、かわいい雪だるまがほほ笑んでいるテラスエリアもありました。
テラスエリアは、冬はクローズしていますが、夏には食事や飲み物をいただけるそうです。
北海道土産がカクテルに?オリジナルカクテルがおいしい!
早速、ラグジュアリーな気分でオリジナルカクテルを。
席が空いていれば、どちらの席でも自由に座ることができるほか、写真も撮らせてもらえます。
写真はオリジナルカクテル「モアナ」(850円)。
グラスの上に見えるのは、パイナップル。
南国の海をイメージしたカクテルだそう。
甘すぎず、クリアなパイナップルの風味を味わえるカクテルです。
マドラーでくるくるとカクテルを混ぜると、南国の海の色、エメラルドグリーンに早変わり。
そして北海道へ訪れた方へ、おすすめしたいオリジナルカクテルはこちら、「トウキビチョコ」(850円)!
人気の北海道土産、"とうきびチョコ”をイメージして作ったそうですが、飲んでみると、まさにとうきびチョコ!
ですが、とうきび香るドリンクは意外にすっきりした飲み口で、とうきびチョコ好きにはたまりません。
冬の北海道の暖かい室内で楽しむアイス、ならぬ「トウキビチョコ」ドリンクは、クセになるおいしさです。
今回、写真でご紹介したオリジナルカクテルは、全部で6種類、このほか人気の各種カクテルのほか、ビールはモレッティ(イタリア)、プレミアムモルツ、ウイスキー、そしてワインなど、豊富な種類のドリンクが楽しめます。
特にワインはフランス、イタリア、スペイン、カリフォルニアなどから選べるほか、ワインリストにはロマネコンティも(一部のワインは数日前に予約が必要です)。
また、食事と一緒にドリンクを楽しむ際は、2種類の飲み放題プラン(120分1,950円/120分2,450円)もあります。
シェフが作る料理を楽しめるBarタイム
「RY’S cafe bar」は、名前が"カフェバー"にはなっていますが、"バータイム"には、シェフによる本格的な料理が楽しめるお店です。
このため、ワインなどのお供にしたい一品も本格的。
○いちじくバターと自家製メープルナッツのオープンサンド
こちらは「いちじくバターと自家製メープルナッツのオープンサンド」(750円)。
想像していた"いちじくバター"とは異なりました。
刻んだラム酒漬けのドライいちじくがふんだんに入ったいちじくバターは自家製。
ラム酒の香りが口の中から鼻にふわっと抜けきます。
さらに自家製メープルナッツの食感とメープルシロップの香りがいちじくバターとバゲットの香ばしさが相まって、とてもリッチな味わい。
思わずひと息に食べてしまいたい衝動に駆られるオープンサンドです。
○望来豚のロースト バルサミコソース
メインとしてオーダーしたのは「望来豚のロースト バルサミコソース」(1,800円)。
"望来豚"(もうらいとん)は、札幌のお隣り、石狩市厚田区望来(もうらい)で北海道産100%の飼料にこだわって育てられた豚で、甘みのある"おいしい脂"が特徴のブランド豚です。
シェフが丁寧に火入れした望来豚のローストは、やわらかく旨味たっぷりでジューシー。
そのままでも味わい深くておいしいのですが、お好みで付け合わせのマッシュポテトやバルサミコソースをつけていただいても美味です。
実は食べてみたい料理はほかにもありました。
最も気になったのは、トルコ料理のふた品。
「キャベツのドルマ2種のソース」(1,000円)と「パトゥルジャン・イマム・パユルドゥ」(1,000円)。
世界三大料理のひとつ、トルコ料理は日本人好みの料理ともいわれていますが、こちらのロールキャベツの起源といわれるドルマ、ひき肉料理のパトゥルジャン・イマム・パユルドゥとも、RY'S cafe barシェフのアイディアが詰まった料理。
次回はぜひ、こちらの料理も食べてみたいです。
はらことサーモンの濃厚クリームリゾット
バータイムのメニューには、パスタが8種類、リゾットが4種類あり、どちらもおいしそうでしたが、大好きなクリーム系のリゾットをいただきました。
「はらことサーモンの濃厚クリームリゾット」(1,500円)。
イタリアン風にもかかわらず、実は和食をオマージュしたようなリゾットでした!
料理名の通り、"はらこ飯"をイタリアン風にアレンジして作ったそう。
サーモンとイクラを使っていることに加え、リゾットに調理する前に炊き込みご飯にしているそう。
一度、サーモンを使った和風炊き込みご飯にしたあと、グラナ・パダーノチーズでクリームリゾットに。
醤油とグラナ・パダーノの効果からか、やさしい旨味が食欲をそそるリゾットです。
スイーツなカフェドリンクとデザート
カフェ利用や食後のデザートに嬉しいデザートも。
アイスクリーム(4種類・各550円)や「ゆずシャーベット」(550円)、「しっとり濃厚イタリアンプリン」(700円)、「ヌガーグラッセ」(700円)など。
そしてカフェドリンクメニューのバリエーションも喫茶店の王道メニューのから「ダルゴナコーヒー」まであります。
写真↑は、4種類あるダルゴナドリンクのひとつ「ダルゴナほうじ茶」(780円)。
自家製のキャラメルチップ(ダルゴナ)を使っているそう。
ほかにはコーヒー、ココア、抹茶があります。
ダルゴナほうじ茶は、あのほうじ茶特有の芳ばしさそのままをダルゴナの食感とともに楽しめます。
コーヒーは「ブレンド」(650円)のほか「トラジャブラン」(浅煎り/650円)、「トラジャセピア」(深煎り/650円)など。
紅茶は「ダージリン」(650円)、「アールグレイ」(650円)。
ハンドドリップで丁寧に入れた「トラジャセピア」(写真)は、すっきりした味わいの深煎りコーヒーでした。
そしてスイーツメニューのワッフル。
注文してから焼いている焼き立てワッフルは、ふんわりサクサク生地。
トッピング付きワッフル1枚は食べきれないかも、と控えめにハーフサイズを注文しましたが、軽やかなワッフル生地はフルサイズでも食べられそうな味と食感です。
ワッフルの種類は「プレーン」(550円)、「メープル」(850円)、「ストロベリー」(950円)、「チョコバナナ」(950円)、ブルーベリー(950円)、「抹茶」(950円)の6種類(いずれもハーフサイズの価格です)。
トッピングなしの「プレーン」もおいしいのですが、フルーツやフルーツソース、クリーム、アイスクリームをトッピングしながらいただくフルーツワッフルは、華やかな味変も楽しめます。
アルコールも食事もスイーツもオールマイティに楽しめる「RY’S cafe bar」。
ひとりでも利用しやすいカウンタースタイルの席もあるので、人数を問わず、美意識を刺激する美術館のような空間でのひとときを体験しにいってください。
「RY'S cafe bar」のデータ
- 名称
- RY’S cafe bar(アールワイズカフェバー)
- 住所
- 札幌市中央区北4条西24-2-16 2階
- TEL
- 050-3187-4155
- 営業時間
-
11:00-L.o23:30
(カフェタイム11:00-17:00、ランチタイム11:00-14:30、バータイム17:00-24:00) - 定休日
- なし(バータイムの食事メニューのみ不定休)
- チャージ
- 11:00-17:00はアルコール注文時ひとり300円、17:00以降はひとり500円
- 駐車場
- 2台
- 席数
- 40席(禁煙)
- アクセス
- 地下鉄東西線「西28丁目駅」1番出口より徒歩5分
- rys_cafe_bar
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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