台北から日帰りバストリップ！さつまいもの町、新北市金山エリアを散策

筆者が訪問した土曜の午後には大行列でした。そのため、店主がインカムを付けて遠くのお客様へ「端に並んでねー！」と案内。この周辺はお店が密集しており、近隣への配慮も必要なようでした。まとめ買いをする人も多く期待に胸を高鳴らせ、しばし待つことに。

肉まん2種類（ネギ入り肉まん、煮込み肉まん）、そしてキャベツ、高菜、あずきの中華まんを購入ました。とにかく具沢山でうま味もあり、並んででも買いたい！もっと買っておけばと後悔したくらいです。特にオススメはネギ入り肉まんとキャベツの中華まん。値段は1個18元（約85円）です。

この日は食べ歩きの予定だったので、肉まんは持ち帰って翌日の朝ごはんにしました。

金山エリアは漁港も近く、海鮮料理屋さんも多く見られます。今回、柳媽媽海鮮粥麺館を訪問。週末ということもあって家族連れでにぎわっていました。

この日はカキの唐揚げ、海鮮炒麺、ハマグリのスープ、そしてごぼうのさつま揚げを注文。台湾で食べるカキの唐揚げにはさつまいも粉（地瓜粉）がよく使われています。金山へ行ったらぜひ海鮮も味わってみてくださいね。

街を歩けば、ものすごい量のさつまいもに出合います。紫のさつまいもや黄色のさつまいも、また日本原種といわれている栗子地瓜などなど。金山老街の中心部では1袋100元（約470）円、中心から離れると80元（約377円）で売られていました。おいしいじゃがいもも金山では安く買えます。袋にパンパンにどっさり入ったじゃがいもが30元（約140円）で販売されていたのには驚きました。

芋粿巧（タロイモを使ったお餅）の人気店。素食はベジタリアン向け、葷食は「肉類、辛味などの刺激物を含む」という意味です。

何ともかわいらしいディスプレイを発見！さつまいもスナック専門店です。こちらのお店「金山藷童瑤」と台湾ビールとがコラボした商品が気になって、店内へ入ってみることに。

コラボポテトチップスの味は2種類。ライチとパイナップルです。早速試食をさせてもらいました。ライチとパイナップルの味が濃厚で、特にライチが気に入りました！ちなみにアルコールは入っていませんので、お子様でも食べられます。パッケージもかわいくて台湾土産にもよさそうです。みんなと差をつけるスペシャルなお土産になること間違いなしです。金山に行ったら、ぜひチェックしてみてくださいね。

金山には芋圓王のお店が4軒あるのですが、筆者は限定メニューに惹かれて本店を訪問。看板メニューの芋圓仙草奶凍に紅茶アイスがのっているのは本店限定となります。もちもちの芋圓（タロイモ団子）は100％手作りで無香料であることが特徴で、地瓜圓（さつまいも団子）も採れたての新鮮なものだけを使用しているそうです。

一番広い店舗は金山老街94號店で座席数は48席。萬金老店はテイクアウトのみですのでご注意ください。

台北であまり見かけたことがない蕃薯粿（さつまいものお焼き）。いもの産地だけあって、いもがアレンジされたものがたくさん。見て歩くだけでも楽しいです。蕃薯粿が気になって食べてみると、シンプルな味わいでさつまいもの味がふわっと口の中に広がりました。25元（約117円）とお財布にやさしく、食べ歩きにもちょうどいい量です。

今回は台北から約1時間半で行ける新北市金山をご紹介しました。さつまいも、タロイモ、じゃがいもなど、いも好きさんにはぜひ訪れていただきたいエリアです。台北では出合えない食べ物やお土産もあり、ひと味違った台湾旅行になることでしょう。金山老街は300年余りの歴史を持つ古きよき老街。台北から少し足を延ばしてお出かけしてみてくださいね。

（ライター：地球の歩き方特派員みみ）