【京都】平安神宮・神苑を彩る「紅枝垂れ桜」

公開日 : 2024年04月14日
最終更新 :
筆者 : Akio

「紅枝垂れ桜」を見に平安神宮へと向かいました。(4月13日撮影)
平安神宮の境内へは6時00分~17時30分までお参りが出来ます。(境内無料)

紅枝垂れ桜は、境内奥の「神苑」に咲いています。
広い境内を神苑へと向かいます。

神苑に来ました。ここからは有料です。
神苑の拝観時間は8時30分~17時00分。(大人600円・小人300円)

平安神宮・神苑を彩る桜と言えば「紅枝垂れ桜」。
紅枝垂れ桜は、ソメイヨシノが散り始める頃から本格的な見頃を迎えます。

紅枝垂れ桜の正式名称は「八重紅枝垂桜」。
色はうっすらと紅色・・・・花は八重。

八重咲きなので、開花から2週間くらい見頃が続くと言われています。
咲き始め、満開、散り際と、それぞれに風情があり、5分から7分咲きのころに
紅の色が最も濃くなるそうです。

自然に咲く桜は、虫や鳥たちに花粉を運んでもらえる様に、上を向いて咲いていますが、
枝垂れ桜は下を向いて咲いています。
それは、人の手で交配され育てられた桜ですから、見る人のお顔に向いて、咲いている様にも見えます。

神苑の「八重紅枝垂桜」は、京都御所の近衛家の邸内にあったものが、
百年の時を越えて、今日に至っているそうです。

文豪が愛した桜

文豪・谷崎潤一郎は、小説『細雪』の中で、紅枝垂れ桜の事を
「忽ち(たちまち)夕空に ひろがっている紅の雲」と表現し・・・
「一年待ち続けた」と言う情緒豊かな言葉で、表わされていました。

平安神宮の神苑は「南神苑・西神苑・中神苑・東神苑」の4つから構成されています。
紅枝垂れ桜が多く咲くのは南神苑と東神苑です。
西神苑・中神苑を経て、紅枝垂れ桜が多く咲く東神苑へと来ました。

ここでは、栖鳳池(せいほういけ)を取り囲むように
紅枝垂れ桜やソメイヨシノが咲き誇っています。
紅枝垂れ桜の奥に見えるのは、東神苑の橋としての役割も兼ねる「泰平閣(たいへいかく)」。

4月13日の京都は、天気も良くて素晴らしいお花見日和でした。
僕は、神苑の紅枝垂れ桜は、桜の時期に行われている「紅しだれコンサート」時の夜に桜を見ましたが、
日中に見るのは初めてでした。
日中に見る、紅枝垂れ桜の淡い色の花はとても綺麗でした。

平安神宮・神苑

京都市左京区岡崎西天王町
参拝時間
8:30~17:30
参拝料
神苑600円
アクセス
市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」バス停から徒歩約5分
地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分

筆者

京都特派員

Akio

京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。

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