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東石の約10km沖に浮かぶ台湾最大の砂州で、傘に似た形からその名がついた。陸地とはつながっておらず、特殊な船でのみ訪問することができる。近年河川の砂防が進んだことから縮小し続け、「失われゆく領土」として台湾で注目を集めている。強い風と動く砂が建設や居住を許さず(7代目の鉄骨製の灯台のみ立つ)、常に姿を変え続ける神秘的な存在である。日本統治時代には佐佐木島と呼ばれ灯台が建設されたが、わずか6年で倒壊している。外傘頂洲を訪れる観光船は東石漁人碼頭から出ている。カキの養殖場が広がる沿岸を約1時間進むと、海上に突然砂の陸地が現れ、船がそこに乗り上げて上陸する。熊手が用意されていて貝などを探して遊べるが、沿岸の潮流は速く危険なので、ガイドの指示を守ること。