サンタンブロージョ聖堂
Basilica di Sant'Ambrogio/バジリカ・ディ・サンタンブロージョ
ミラノの守護聖人を祀る
ミラノの守護聖人である大司教アンブロージョを祀る最古の聖堂。386年にアンブロージョ自身によって建てられ、9~11世紀に再建されたロンバルディア・ロマネスク建築の傑作。にぎやかな広場から聖堂の敷地へ入ると、アーチを描く回廊に続いてふたつの鐘楼に挟まれた三角形の正面が見える。赤茶けたれんが造りの実にひっそりとさびし気な雰囲気だ。
内部は、ビザンチン様式の特徴である柱で区切られた3身廊となっている。主祭壇部分は、赤大理石の4本の柱で支えられ、ロンバルディア・ビザンチン様式(10世紀)の彩色と漆しっ喰くいで飾られた祭壇天蓋Altare Maggioreが載る。金色の漆喰の浮き彫りは、キリストと聖アンブロージョの伝説を物語っている。この下には、金銀細工師ヴォルヴィーノの傑作である黄金祭壇があり、宝石、七宝、浮き彫り彫刻が施されている。
祭壇右側奥の礼拝堂、サン・ヴィットーレ・イン・チェル・ドーロS. Vittorein Ciel d' Oroは4世紀に建てられ、5世紀のモザイク画で飾られている。天井も壁面もモザイクで飾られ、青と金で描かれた聖人には、ビザンチンの影響がうかがえる。ここには、聖アンブロージョの唯一の確かな肖像が描かれている。左側からはブラマンテ(1492年)による柱廊に続き、サンタンブロージョ聖堂宝物庫Tesoro di S. Ambrogioがある。
写真
基本情報
- 住所
- Piazza S. Ambrogio
- 電話番号
- 02-86450895
- 開いている時間
-
7:30~12:30 14:30~19:00
㊐㊗ 7:30~13:00 15:00~20:00 - アクセス
- M2線S. Ambrogio
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