ウルビーノ

Urbino

名君フェデリコ公の“理想都市”

ウルビーノはマルケ州の北部、エミリア・ロマーニャ州との境にほど近い位置にある。ふたつの丘の上に発達した中心地区はルネッサンス時代の典型的な都市の外観(14~15世紀)を今も保ち、長く “理想都市” Città Idealeの名でたたえられてきた。“理想都市” の名はまた、この地を治めたモンテフェルトロ家の名君フェデリコに負う。傭兵隊長として武勇の誉れも高く、また、文人として学芸保護政策にも力を注いだフェデリコ公の時代には、数多の芸術家が彼を慕ってこの地に集った。長年にわたって宮殿内の図書館のため書写が行われ、ルネッサンス建築の傑作であるドゥカーレ宮殿が建設された。この栄華は息子のグイドゥバルドの時代にも続き、輝かしきこの時代の最後には、この町にラファエッロが、近郊にブラマンテが誕生した。ルネッサンスに大きな足跡を残したふたりの芸術家の誕生は、まさにこの時代を締めくくるかのようである。
ドゥカーレ宮殿を核にして城壁で囲まれた旧市街は、手入れや保存が行き届いていて、住む人々のこの町への愛着を感じさせる。ドゥカーレ宮殿の見学には半日、町を歩いて見て回るなら、やはり丸1日はみたほうがよい。

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