ホロコースト記念博物館

U.S. Holocaust Memorial Museum

平和について考えさせられる

開館以来、スミソニアンの大博物館に負けないほど、人々の高い注目を集めている博物館。“ホロコースト”(ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺)という、シリアスなテーマではあるが、この博物館を訪れる人の数、その表情を見ていると、実に多くの人が関心をもっていることを痛感する。
さまざまな資料と映像、そして実際に収容所の人々が着ていた服、使っていた物の展示は、どんな細かな説明文より心を打つ。人類史上に類を見ない凄惨なできごとを振り返り、博物館では戦争がつくり出す人間の狂気を伝えていく。収容所内部の悲惨な生活のフィルム、直視に耐えない残酷な映像も目をそらさずに脳裏に刻むことが、この博物館を訪れた者の義務だ。壁に飾られた無数の犠牲者の写真の間を歩きながら、戦争の愚かさと平和の意味を考えるよい機会を与えてくれる。過去を明らかにすることは、未来にとって決して無駄なことではない。そんなことを考えさせられるホロコースト記念博物館は、日本人にとってもたいへん意味のある場所ではないだろうか。

写真

基本情報

住所
100 Raoul Wallenberg Pl. at 14th St. & Independence Ave. SW
電話番号
(202)488-0400
開館時間
毎日10:00〜17:30
休館日
ユダヤの祝日Yum Kipperの日、12/25
料金
無料だが、時間指定の入館券が必要。ウェブサイトから。予約は4ヵ月前から受け付けるが$1の手数料がかかる。数は限られるが、当日券は朝7:00から同様に予約できる
行き方
ブルー、オレンジ、シルバーラインSmithsonian駅下車、南西へ徒歩約5分
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