ウルン・ダヌ・バトゥール寺院

Pura Ulun Danu Batur

バトゥール山大噴火の歴史を今に伝える

バトゥール村のほぼ真ん中、バトゥール山のカルデラを見下ろす巨大な寺院で、バトゥール湖の守護神デウィ・ウルン・ダヌDewi Ulun Danuを祀っている。ウルン・ダヌとは「湖の先」を意味しており、この名からもわかるように、この寺院はかつてカルデラの中、バトゥール湖畔の北端(ソンガン村)に建っていた。
1917年、バトゥール山は突然の大噴火を起こす。流れ出した溶岩流は当時バトゥール湖北東端にあったバトゥール村へ迫ってきた。しかし、溶岩流は奇跡的にも、ウルン・ダヌ寺院の手前でピタリと止まった。村人はこのことを、同じ場所にとどまって住むよう神が告げたものだと解釈し、村の復興に努めたのだった。ところが、1926年、再びバトゥール山は大噴火を起こした。このときは神の加護を得られず、村は溶岩流にのみ込まれ、かろうじて高台にあったウルン・ダヌ寺院の社だけが残された。村人は二度と同じ目に遭わないよう、村を外輪山上に移し、そこに新しく村を造ったのだ。これが今のバトゥール村で、移された社をもとに、巨大なウルン・ダヌ・バトゥール寺院を再建した。

サロンは事前に用意しよう

バリ寺院の境内に入るにはサロン(腰巻布)とスレンダン(帯)の着用が求められる。ほとんどの寺院では心付け程度の金額でレンタルできるが、ウルン・ダヌ・バトゥール寺院では注意が必要。チケット売り場の前でおばちゃんが法外な値段でレンタルや購入をふっかけてくる。根気強く交渉すれば値段も下がるが、寺院訪問前に安物を購入しておくと便利だ。

写真

基本情報

入場時間
毎日9:00~17:00
料金
大人 Rp.5万
子供 Rp.2万5000
道路を挟んで西側にある駐車場横の建物でチケットを買う。
サロンとスレンダンのレンタルに別途Rp.2万支払う。
最終更新 :

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。