ロコロトンド

旧市街Centro Storicoへ続く、9月20日通りCorso Via ⅩⅩ Settembreを上がると、右に緑が広がる市民公園Villa Comunaleだ。高台に位置し、眼下には小麦畑やオリーブ畑が広がりそのなかにのどかにトゥルッリが点在する風景を眺めることができる。写真撮影にも絶好のスポットだ。

市民公園入口に面したナポリ門から旧市街へ入ると、「白い町」が続いている。クンメルセCummerseと呼ばれる特徴的なとがった屋根に石灰で白く塗られた家々が迷路のような路地に続く。「イタリアの最も美しい村 I Borghe
più belli d'Italia」に加盟する町でもあり、道は掃き清められ、バルコニーには花々が飾られてすがすがしい。

町の中心のサン・ジョルジョを祀った教会の周囲に、12世紀にloco（場所）rotondo（丸い）に集落が円状に形成されたことが、この町の名前の由来だ。町の基礎となったサン・ジョルジョ教会Madre di S.Giorgioは1790～1825年に再建されたもので、12世紀と17世紀のふたつの教会が基礎となり、内部はバロック様式で飾られている。
この町は辛口の白ワインLocorotodoでも有名だ。ぜひ味わってみよう。