モンゴルの気候の特徴と服装、年間の気温と降水量を東京と比較 

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年12月26日
公開日
2025年12月26日
©iStock

モンゴルは、その広大な草原、雄大な山々、そして独自の遊牧文化で知られる国です。この記事では、モンゴルの気候の特徴と、寒い季節における服装のポイントを紹介します。

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モンゴルの気候の特徴

モンゴルは大陸性気候で、年間を通じて乾燥しています。夏は平均気温が約19℃で過ごしやすいですが、時には30℃を超えることもあります。最近では地球温暖化の影響で、急な雨が降ることもあります。10月下旬からは気温が0℃を下回り、12月から2月にかけては-20℃以下の日が多くなります。また、春は風が強く砂嵐が発生することがあり、旅行には不向きな時期です。

日中の温度変化が激しい春

春は天候が不安定で、突然の吹雪や砂嵐、雨混じりの雪が降ることがあります。日中の温度変化が激しく、日本の春のように快適ではありません。この時期は旅行に適していません。

ベストシーズンの夏

モンゴル旅行のベストシーズンです。最高気温は35℃に達することがありますが、湿度が低く、日陰では涼しく感じられます。ただし、朝晩は10℃近くまで冷え込むため、温度差に注意が必要です。また、日中でも突然の雨が降ることがあるので、雨具を用意しておくと良いでしょう。

防寒対策が必要な秋

秋は天候が安定していますが、9月から気温が下がり、雪がちらつくこともあります。降った雪が凍るため、転倒に注意しましょう。朝晩は氷点下まで冷え込むため、日本の冬のような防寒対策が必要です。都市部のホテルではセントラルヒーティングが完備されているため、室内は暖かく過ごせます。

アウトドア活動が楽しめる冬

最も寒いのは12月末から2月で、平均気温は-30℃近く、日中でも-20℃程度にしか上がりません。気候は比較的安定しているため、冬のアウトドア活動が楽しめます。スケートや犬ぞり、スキーなどのウインタースポーツも人気です。

モンゴルの年間気温と降水量

ウランバートルと東京の年間気温を比較

ウランバートルと東京の年間降水量を比較

出典:気象庁ホームページ (https://www.data.jma.go.jp/cpd/monitor/nrmlist/)を加工してグラフ作成

モンゴルの服装のポイント

冬の防寒対策

冬の寒さ対策は非常に重要です。以下のアイテムを用意しましょう

ロング丈のコート
しっかりとした防寒性が必要です。
耳を隠す帽子
寒さから頭部を守ります。
長いマフラー
口元まで覆うものが望ましいです。
風を通さない手袋
手を冷えから守ります。
厚手の靴下とスパッツ
暖かさを保ちます。
裏ボア付きのスノーブーツ
滑りにくく、暖かい靴を選びましょう。

防寒は重ね着が理想

注意が必要なのは、室内外の温度差です。セントラルヒーティングで室内は暖かく、外気温との温度差が約50℃になることもあります。室内で厚着をして汗をかいた後に外に出ると、急激に冷えてしまうので、脱ぎ着できる服装が理想です。

まとめ

モンゴルの気候は四季折々に異なる顔をもっています。特に冬は厳しい寒さが続きます。しっかりとした準備をして、快適な旅行を楽しんでくださいね。

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