【9月新刊】『地球の歩き方 ハプスブルク帝国』発売！歴史を旅する知的冒険ガイド

新シリーズ「歴史時代シリーズ」第1弾『地球の歩き方 ハプスブルク帝国』では、ヨーロッパ史に大きな影響を与えた名門・ハプスブルク家の栄枯盛衰の世界へご案内します。

難解な歴史を楽しく読み解くための工夫が満載で、豊富なイラストや家系図、年表で皇帝たちの歩みを時系列に解説し、オーストリアやスイス、チェコ、ハンガリー、ドイツの歴史的スポットを巡りながら、19世紀の旅事情や通貨、パスポート、トラブル対策まで学べます。タイムトリップ気分で知的冒険を楽しみ、ヨーロッパの歴史と文化を五感で体感する一冊です。

第1章では、神聖ローマ帝国の誕生とハプスブルク家の登場、マルヒフェルトの戦いや黒死病など「黎明期」の重要な出来事から始まります。続く「勃興～成長期」では、イタリア戦争や婚姻政策による帝国の拡大の様子を追い、「動乱期」では三十年戦争やヴェストファーレン条約、ウィーン包囲戦など、ヨーロッパを揺るがす事件を体感できます。さらに「衰退～終末期」ではフランス革命から第1次世界大戦までのハプスブルク家の歴史を、イラストやコラム、世界や日本の歴史も併記した年表で解説。まるで時を越えて帝国を旅するかのように、壮大な歴史の流れを味わえる章です。

第2章では、ハプスブルク帝国の中心地オーストリアをはじめ、スイス、チェコ、ハンガリー、ドイツなど、帝国ゆかりのスポットを国・地域別に紹介。歴史的建造物や美術館、文化スポットを厳選して紹介し、プリンツ・オイゲンやマリア・テレジア、皇后エリザベートの生涯、ハプスブルク街道や中南米のレガシー、関連する映画・ドラマ・舞台・書籍など、多角的に帝国の世界が学べます。タイムトリップしたかのように、知的好奇心を刺激しながら歴史と文化の深淵を旅する章です。

第3章では、「もし19世紀にハプスブルク帝国を旅したら？」という視点から、当時の旅行事情を詳しく解説します。パスポートや通貨に関する情報、旅のトラブルへの対処法まで、歴史的背景を交えながら、旅するテクニックをていねいに紹介。移動手段や宿泊施設、旅人が直面した困難に触れながら、人々がどのように旅を楽しんだのかを伝えます。この章を読むことで、歴史を感じつつ旅の準備を整え、19世紀のハプスブルク帝国を訪れる心の準備をすることができます。

実は、うっかり現代から過去へタイムスリップしてしまった時のための仕掛けが！

『地球の歩き方 ハプスブルク帝国』のカバーを裏返すと、ハンガリー・ブダペストのマーチャーシュ教会のステンドグラスをイメージしたデザインが現れます。ここは1867年、フランツ・ヨーゼフ1世と皇后エリザベート（シシィ）がハンガリー国王・王妃として戴冠式を挙げた、帝国史に欠かせない場所です。タイムスリップしても、このカバーを手に歩けば未来人と身バレせず、現地になじむ旅ができるかもしれません。