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北海道ローカルグルメの「スープカレー」と、米国カリフォルニア州発祥のジャポニカ米品種「カルローズ」を一緒に食べてみたら、絶品スープカレーになりました。スープカレーのレシピと「カルローズ米」で作るレーズンターメリックライスのレシピをご紹介します。
札幌では45年ほど前からあったといわれるスープカレー。
これが絶対、というレシピはなく、自由に好きな具材をコラボさせられることがスープカレーの定義とも言われています。
そんなスープカレーのざっくりとした共通点は、大振りの野菜と具材が特徴。
定番の具材はルーカレー同様、じゃがいも、人参、タマネギ、そしてチキン(あくまでも一例です)!
というわけで、家にある好みの野菜や肉、シーフードを入れます。今回は、具材に北海道産の食材を選びました(パプリカ以外)。
そして、スープカレーには、炊きたての白いごはんももちろんよいのですが、今回は、「カルローズ」とカリフォルニアレーズンを使い、”レーズンターメリックライス”でいただきます。
・チキン(お店では鶏レッグが定番ですが、今回はより手に入りやすい手羽元を採用。モモ肉やムネ肉でもOK)
・季節の野菜(じゃがいも、人参、タマネギ、大根、きのこ、ごぼう、かぼちゃ、パプリカ、ブロッコリー等。2~3種類でも十分おいしいです)
・ゆでたまご
・スープカレーの素(もしくはカレー粉・カレールウ・コンソメ・鶏ガラスープ+好みのスパイス)
[1]じゃがいも・タマネギ・人参の皮をむき大きめに切る(新じゃがは皮つきのままで)。
チキンに包丁を入れ、火の通りをよくする。
[2]”1″の材料を鍋に入れ、ひたひたになる程度の水を入れて煮込む。
※スープカレーの素を使わない場合は、コンソメor鶏ガラスープを適量入れて煮込む。
[3]根菜・チキン等を煮ている間に、
・ごぼうをピーラーで細く切り、5分間ほど水につけてアク抜きする。
・ごぼう以外の野菜を小分けにカットする。かぼちゃは薄めにカットする。
[4]ごぼう・かぼちゃ・ブロッコリーは、ペーパータオルで水気を切り、フライパンに少し多めの油を引いて表面がカリッとするように火を通す。
かぼちゃは柔らかくなるまで火を通す。
※時間がない場合、ごぼうは「2」の段階で一緒に煮込んでもOK!
[5]具材に火が通ったら、スープカレーの素を入れる。
※スープカレーの素を使わない場合、カレー粉 or カレールウを入れる。
[6]ブロッコリー、きのこ、パプリカ等火が通りやすい具材を鍋に入れ、一緒にさっと煮こむ。
[7]具材すべてに火が通り、味が全体に馴染んだら、火を止め完成。
※スープカレーの素を使わない場合、火を止める前に好きなスパイス、バジル、スイートチリソース、ソース、ケチャップなどで味を調える。
[8]盛り付けの最後にカリッと火を通したごぼうと半分に切ったゆでたまごを乗せる。
・カルローズ米(ジャポニカ米)
・カリフォルニアレーズン
・ターメリック(お米3合に小さじ1/3)
・お好みでバター
[1]カルローズ米を炊く前に、ほんのひとつまみ程度のターメリックを入れる。(カルローズ3合に小さじ1/3程度。水がほんのり色づく程度でOK。ターメリックは多く入れると苦くなるので、入れ過ぎに注意。)
意外にも、カルローズ米は、炊飯器や土鍋など、国産米と同様の要領でおいしく炊けました。
国産米のように、炊飯用の水の量を加減して、好みの硬さに炊いてください。
[2]炊きあがったカルローズを蒸らし、窯返しをするときにカリフォルニアレーズンを入れる。
※お好みで、バターを入れてもOK。
[3]さらに少し蒸らして完成!
北海道では、スープカレーとごはんを別々に盛ることが多く、食べるときにひと口分ずつごはんにスープカレーをかけて食べたり、スプーンにすくったごはんにスープカレーを浸して食べたり、食べ方も自由。
カルローズ米は、日本で人気のもっちりとした品種に比べ、”さらっとした食感”で水分を吸い過ぎないため、スープカレーと一緒にワンプレートで盛って食べてもおいしいです。
最後に、ここまでスープカレーのレシピをご紹介して、お気づきの方もいるかと思いますが、スープカレーのとても簡単なレシピとしては、”ポトフ”にカレー粉を入れればOK!!
カレーライスを作るときの半分ほどのカレー粉の量を基本にスパイス等で好みの濃さ、味に調節してみてください。
野菜をたっぷりとれて、体が温まるスープカレーは、夏の食欲増進にも、寒い時期に温まりたいときにもおすすめです。
初回公開日:2017年10月27日