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フランス語学習で避けて通れない「動詞の活用」。
単語も動詞の活用も参考書をパラパラっと見ただけで覚えられる人がいたら羨ましい!!と思っている私でも挫折しなかった動詞の活用の覚え方をひとつの参考として紹介します。
■フランス語動詞の全体像を把握する
フランス語を始めるとすぐ出てくる être,avoir,faire,allerなど重要な動詞はなぜか不規則な活用をする動詞で、いきなり暗記することになります。しかも、時制がたくさんあるとわかった時点で挫折しそうになるかもしれません。しかし、フランス語動詞の多くはer動詞(動詞原形の語尾が-er)と呼ばれる規則動詞です。例外もありますが、不規則な活用でひたすら暗記しなければならない動詞はフランス語動詞全体として見れば一部だけ、ということです。このように考えると少し気が楽になりますね。やみくもに覚える前に、フランス語動詞の全体像、今回のブログでも紹介する規則動詞のパターンを見てみましょう。
■覚える時制・活用に優先順位をつけて覚える
日常会話で主に使われる時制・活用は、
直接法現在
直接法複合過去
直接法単純未来
直接法半過去
条件法現在
接続法現在
命令法
覚える時制・活用の優先順位は
1. 直接法現在と命令法は同時に覚える
↓
2. 直接法複合過去
↓
3. 直接法半過去
↓
4. 直接法単純未来
↓
5. 条件法現在
↓
6. 接続法現在
私の場合は、日常会話で使用する頻度と、その後の学習をわかりやすくすることを目的としたので、上記の順に覚えました。
全部の時制を完璧に覚えてから会話に挑戦するよりも、優先順位の高い時制から覚えて「覚えた時制から実際に話して使う」ことで定着率をあげました。
入門レベルであれば、1、2、3の活用だけで簡単な会話は可能です。簡単な会話ができたら、次は言いたいことをよりうまく言えるように使える時制を増やし、上記以外の時制は徐々に肉付けしていくように覚えていきました。
■規則動詞は〈簡単活用表〉で覚える
動詞は3つに分類されます。
第1群 規則動詞→ er動詞(動詞原形の語尾が-erで終わるもの)
第2群 規則動詞→ ir動詞(動詞原形の語尾が-irで終わるもの)
第3群 不規則動詞→ 動詞原形の語尾が -ir、-oir、-re で終わり不規則な活用をするもの
たくさんある時制・活用。例外もありますが、先ずは規則動詞の活用から覚えます。これは私が実際に使っていた簡単活用表です。
〈使い方〉
er動詞の場合 chanterから語尾 er を取り除く→ chant → 主語je → 表の語尾eで活用 → Je chante.
ir動詞の場合 finirから語尾 ir を取り除く→ fin → 主語elle → 表の語尾itで活用 → Elle finit.
ほかの時制と共通する活用部分に色付けしてあります。ほかの時制と関連付けて覚えます。
この簡単活用表はあくまでも私自身が覚えやすいと思う関連付けで作ったものですが、ほかにも違う関連付けがあると思うので、自分だけのオリジナル活用表を作ってみるのもいいですね。
規則動詞の各時制を関連付けて把握すると、不規則動詞の活用も覚えやすく感じました。
不規則動詞の活用については、あらためて別の回で紹介したいと思います。