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4月6日(土)の早朝、祇園白川の桜を見に行きました。
祇園白川エリアは、八坂神社の門前茶屋町として江戸時代中期から栄えた、
国の重要伝統的建造物群保存地区であり、風情ある木造家屋が川沿いに並んでいます。
この時期の祇園白川には、総本数43本の桜が咲き、桜のトンネルを作ります。
桜の本数は多くはないのですが、ここにしかない桜風景が広がっています。
それは白川の流れや、京格子のお茶屋風景……
芸事の上達を願って芸舞妓さんも通う、辰巳大明神があり……
朱塗りの玉垣の風景や……
巽橋から切通しへと続く小路の風景は、
ここにしかない景色でもあります。
祇園をこよなく愛した明治の伯爵歌人、吉井勇さんは
「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕の下を 水のながるる」と詠まれました。
また、明治の歌姫・与謝野晶子さんは
「清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢ふ人 みな美しき」と詠まれています。
明治の頃の、桜月夜の祇園風景が伝わってきます。
祇園白川では、4月7日までライトアップも行われています。
時間は、18:00~22:00です。