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【マルタ】地中海に輝く世界遺産の要塞都市「バレッタ」の魅力を紹介!

TAKA

TAKA

マルタ特派員

更新日
2025年9月30日
公開日
2025年9月30日

マルタ島の東岸に位置するバレッタは、16世紀に築かれた要塞都市としての重厚感に加え、一年を通じてクリスマスや年末年始の華やかなイルミネーション、2月に開催される伝統的なカーニバルなど、お祭りで賑わう街並みが魅力です。古い石造りの路地には住民しか知らない裏話が息づき、訪れる者を飽きさせません。

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歴史と要塞都市の風格

バレッタは1566年、騎士団長ジャン・パリゾ・ド・ラ・ヴァレットの名を冠して築かれた要塞都市です。城壁はオスマン帝国の侵攻を防いだ「1565年の大包囲戦」の激戦を今に伝え、当時、地元漁師が秘密裏に城内へ食料を運び込んだという住民の勇気ある逸話は誇り高い伝説です。また、地下トンネルにはかつて敵の侵入を監視する隠し通路が存在し、ガイドがこっそり教えてくれる裏話は地元民でさえ興奮を隠せないほど。城壁の上からはグランドハーバーを一望でき、歴史の重みと地中海の風が同時に肌を包みます。

世界遺産に息づく建築美

バレッタ全体がユネスコ世界遺産に登録された理由は、多彩な建築様式と保存状態の良さにあります。聖ヨハネ大聖堂の豪華な壁画や金箔の祭壇は、騎士団の栄華を象徴し、遥か昔の職人技に圧倒されます。オーベルジュの回廊には、騎士団員たちが静かに修練した部屋や、密かに物資をやり取りした隠し部屋が残り、現地ガイドが住民しか聞かせない秘密を披露してくれます。

地中海グルメとカフェ巡り

バレッタのグルメは地元食材をふんだんに使った逸品揃いです。朝食には定番のペイストリ「パスティッツィ」をほおばり、クリスマス時期にはシナモンやナツメグが効いた限定フレーバーが登場。海沿いのフードマーケットでは、住民おすすめの屋台で新鮮な魚介を楽しめ、ワインスタンドでは地元ワインとチーズのペアリングが堪能できます。路地裏のカフェでは、店主が代々受け継いだビスケットのレシピを教えてくれることもあり、観光客だけでなく地元の常連も足繁く通います。ゆったりとしたカフェタイムには、潮風とともに歴史の香りが漂います。

私のおすすめは、1522 a food story。
このお店があるSt. Lucia’s Strretは私が大好きな通りで、バレッタらしさが存分に味わえるとても美しい場所です。通り沿いのお店はこの場所の階段にテーブルと椅子を並べ、バレッタの景色と空気を楽しみながら、お酒やコーヒーと共に食事が楽しめます。マルタに来たら一度は訪れてみてほしい場所です。

1522 a food story
https://maps.app.goo.gl/ZsMwNKTdbEWJV6kf8
住所:188a St. Lucia’s Street, Il-Belt Valletta VLT 1189 Malta
電話:+356-9928-3675
Webサイト:https://www.facebook.com/profile.php?id=61566515900355

海と眺望、祭りとカルチャー体験

上バラッカ公園のテラスからは、色とりどりのカーニバル山車が行き交う光景や、年末の花火が夜空を彩る瞬間を一望できます。グランドハーバーを巡るミニクルーズでは、かつて秘密兵器の貯蔵庫があったとされる城壁の裏側を海上から見学可能。地元漁師たちが密かに使っていた小型ボートの隠れ家跡は、住民しか知らない秘密スポットです。2月のカーニバルでは、手作りの衣装で夜通し踊る市民の姿に混じり、地元のパレードに参加できる遊び心も!マノエル劇場でのオペラ公演や音楽祭は、古い劇場の木製座席が奏でる音響が格別で、歴史と現代が祝祭的に融け合います。

バレッタは、要塞都市としての威厳とクリスマス、カーニバルをはじめとする祝祭ムード、住民だけが知る裏話が調和する特別な街です。歴史的建造物、美食、絶景、そして地元の温かい人々との触れ合いが、一度訪れるだけでは味わいきれない多彩な魅力を生み出します。忘れられない体験をぜひどうぞ。

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