【岡山】満月の夜幻想的な“シャギリ船”が巡行し花火が打ちあがる「亀岩宮満潮祭神事」
2025.7.28
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こんにちは~。岡山特派員のmamiです。
今回は瀬戸内海を渡って、四国の香川県に行ってきました。お出かけ先は、2020年にできた四国最大級の水族館です。黒潮とその先に広がる太平洋を回遊する魚たち、水深も浅く風や波も穏やかな瀬戸内海に棲む生き物など、館内は大きく5つのゾーンに分かれた魅力的な水族館です。
到着した時は、ペンギンショーの最中でした。歩く姿はヨチヨチと可愛いけれど、魚臭いんですよ~!
この水族館で暮らすペンギンは、温帯地域になる南アフリカで暮らすケープペンギンです。
ショートいうよりも紹介といった感じでした。
水游ゾーンには、ペンギン以外にもアシカやアザラシもいます。水族館のHPには、フーティングタイムも掲載されているので、普段は見ることのない彼らの食事風景を飼育員のトークとともに楽しめます。
ペンギンプールのある2階は、奇跡の清流「仁淀川」、最後の清流「四万十川」四国最大の河川「吉野川」などの淡水魚の棲む水槽もありました。
四万十川に棲む巨大魚のアカメは迫力ある姿で泳いでいます!
豊富な水量を誇る四国の河川には、綺麗な水環境でしか生息できないカワウソや爬虫類などの展示もありますよ。屋外になるので陽の光や見学の人陰が映り込み見づらくてごめんなさい。
香川県三豊市には「浦島太郎伝説」が伝えられ、「竜宮の景」は、竜宮城に誘うような回廊に仏絵師さんの描かれた仏画や水中の世界が素敵でした。回廊の先の竜宮殿は、切り絵作家さんによる「切り絵」と「光」がコラボした華やかな中にも神秘的な龍宮の水中世界が表現されていました。他の水族館にはない芸術的な演出です。
こちらは太平洋の生き物たちの大水槽です。大きいといっても、これ以上の水槽を持つ水族館は多くありますがね。
太平洋には世界最大の暖流・黒潮が流れ、多くの魚たちが回遊しています。熱帯系のカラフルな魚やエイやサメもいます。
中でも一番目を惹いたのが、色彩豊かなお花畑のような水槽です。ライトアップで色をつけているのかと思ったら、イボヤギというイソギンチャクの仲間ですよ!
オレンジやイエローなどポップな色が鮮やかですが、触手を閉じていた状態でした。全てのイボヤギが触手をゆらゆらと揺らしだすと、見ごたえのある風景が広がるでしょうね。
こりらはケヤリムシです。イソギンチャクの仲間かな?と思ったら、管住性の高度に発達したゴカイ類でした。
ゴカイの仲間というのに岩にくっついてほとんど移動しないそうです。繊毛の生えた羽状突起を持ち、これで浮遊物を取って餌を獲ったり呼吸をするそうです。身近な瀬戸内海にも知らない生態の動物がたくさんいます。
くらげの水槽です。
数種類の水槽があり、ゆらゆらとする動きは見ているだけで癒されます。
人気があったのは、やはりイルカショーすね。派手な演出はありませんでしたが、小さな水族館しかない岡山県民はじゅうぶんに楽しめました。三匹でのジャンプは、一糸乱れずというわけにはいきませんでしたが愛嬌がありました。
イルカのプールは瀬戸内海が背景になり、夕暮れどきになると沈む太陽と夕焼けをうけて、ジャンプするイルカ達の姿が楽しめるそうです。
イルカたちは、ジャンプしたり尾びれだけで泳いだり、トレーナーさんの指示をよく聞いてお利口さんです。
1階に降りると海豚ホールがあり、イルカプールの水槽の底です。ショーの最中、この水槽から上を見上げて楽しむのも面白そうですね。ジャンプ前の瞬間的なイルカの水中での動きや、尾びれだけで立ち泳ぎをする時の水中の姿は中々見られませんものね。
ダイバーがプールの底の掃除を始めると回遊していたイルカたちが、いっせいに擦り寄っています。こんなになついてくれると可愛いですね。
こちらは瀬戸内の海洋生物たちの水槽です。写真は天然記念物のカブトガニです。
代表的な生息地だった岡山県の笠岡湾の海には、かつては10万匹もいたらしいのですが、1985年ごろから急激に数を減らし、干拓の影響もあって絶滅寸前にまで追い込まれています。
左の水槽は、牡蠣?と思ったら、真珠の養殖に利用するアコヤガイでした。愛媛県の宇和島は真珠の養殖で有名ですね。
宇和島の栢島などは、テーブルサンゴが見られ色彩豊かな魚たちが棲み。この水槽の中にも熱帯魚が泳いでいました。
中の写真は、瀬戸内海にもサンゴが生息するようで、オノミチサンゴといいます。東京湾、相模湾、瀬戸内海、若狭湾、天草など、中南部の沿岸に生育しています。
右はイソギンチャクの一種だったかな。神秘的できれいでした。
いかがだったでしょうか?四国水族館よりも規模の大きな水族館は他にもありますが、(写真は撮れていなかったのですが)独特な海中の地形が生み出した「鳴門の渦潮」を再現した水槽など、四国ならではの景観も魅力的でした。
8月31日まで営業時間を延長し、夜の水族館『Nightscapeこがねいろ2025』を開催中です。夜間照明の演出やイルカサンセットプログラム、ワークショップなどが開催されています。一日を無駄なく楽しもうと思ったらHPのタイムスケジュールをチェックしておくのが賢明ですよ。