• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

【フランス】ヨーロッパの“国内線”でも油断禁物!航空券の落とし穴

綾部 まと

綾部 まと

フランス特派員

更新日
2025年8月7日
公開日
2025年8月10日

鉄道網が発達しているヨーロッパですが、飛行機も便利です。EU圏内の移動は国内線となるため、チェックインの時間も国際線よりもゆったりしています。

また、パスポートチェックがないためスムーズ。たとえばパリからロンドンに行く場合はユーロスターよりも、easy jetなどのLCCを使えば80ポンドで済みます。

そんな安くて早い国内線ですが、思わぬ落とし穴もあります。今回は、その注意点をまとめました。

AD

やってしまった!姓名を逆に予約

先日、フランスからの片道航空券を予約したときのこと。うちには子どもが3人いて、国際線の予約は本当に面倒くさいのですが、国内線は必要項目が少なく、予約が簡単です。最寄り駅で電車を待っている間に、スマホで数分で予約を完了させました。

ところが、予約完了後に届いたeチケットを見てびっくり。子どもの名前が「姓」と「名」の順番で逆になっていたのです。

慌てて調べると、パスポートと違う順番で名前が登録されていると、搭乗できないとのことでした。

Expediaのカスタマーセンターにあわてて電話

今回利用したのはExpediaという大手予約サイト。幸い、24時間対応の日本語カスタマーセンターがあり、すぐに電話で事情を説明できました。
対応してくれたスタッフの方によると、「オーストリア航空なら、日本時間で予約をした当日であれば、キャンセルが可能」とのこと。そのため一度キャンセルしてもらい、すぐに正しい名前で予約を取り直してもらいました。変更手数料もかかりませんでした。

航空券のキャンセルや変更は、航空会社によっては高額な手数料がかかる場合もありますが、今回のように“予約当日中であれば無料キャンセルが可能”というケースもあるようです。ミスに気づいたら、すぐに行動を起こりましょう。

また、「トラベルコちゃん」「スカイスキャナー」などの航空券比較サイトでは、様々な組み合わせが候補として挙がることもあります。筆者もはじめは「中規模~小規模の予約サイト×LCC(格安航空券)」の組み合わせで予約をしようとしていました。

でも、夫から「LCCは、予定通り進めばいいけど、もしもトラブルがあった時に面倒。子どもと一緒に旅行するなら、エールフランスとかANAとか、オーストリア航空とかのFSC(フルサービスキャリア)の方が安心じゃないの」と言われ、そうしました。高かったけど……。

結果として、ミスが起こった時の対応もスムーズだったので、よかったのかもしれません。もちろん他のサイトや航空会社で同じ経験をしたわけじゃないので、どこも同じように対応してくれたのかもしれませんが。

次回から絶対に気をつけたいポイント

今回の経験で学んだのは、予約したその日のうちに確認することが何より大切ということ。

チェックすべきポイントは以下の3つです。

・姓と名が逆になっていないか
・スペルミスがないか(ローマ字表記)
・生年月日が正確か

とくに海外サイトでは、姓名の順序やフォーマットが日本とは異なることもあり、思わぬ入力ミスにつながります。予約が完了したら、必ずその日中にeチケットを確認し、不備があればすぐに問い合わせましょう。これだけで、旅行当日の不安がぐっと減ります。

ちょっとした気のゆるみが、大きなトラブルを引き起こすこともあります。LCCなどでお得に国内線を利用する際こそ、予約内容の最終チェックを忘れずに。

安心して旅をスタートさせてくださいね!

トップへ戻る

TOP