【ペルー・リオハ】自然と人に癒される、リオハの暮らし
2025.7.8
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世界屈指の美食大国として知られる、ペルー。
しかしガイドブックに載っている有名レストランは、どこも少し値が張るもの。
かといって、毎食屋台飯というのも少し物足りない…という方も多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひ知っていただきたいのが、観光客にはあまり知られていない、地元の人が日常的に通うお得なランチ「メヌー(Menú)」。
今回は、観光客にはあまり知られていない、ペルーのローカルなランチ事情をご紹介します!
ペルーを旅していると、あちこちで目にするのが、ローカル感たっぷりの食堂!
地方都市はもちろん、首都リマの大通りや路地裏にもひっそりと佇んでいます。日本の下町に小さな定食屋さんが点在しているように、「あ、こんなところに!」という穴場が意外と多いんです。
そして、知る人ぞ知るのが “お得な定食メニュー” ! 一般的なレストランにも用意されていることがあるのですが、たいていメニュー表には載っていません。観光客はその存在に気づかず、つい割高な通常メニューを頼んでしまうことも。。。
私自身も、ペルーに来たばかりの頃は地元ペルー人に教えてもらうまでその存在を知りませんでした。それがペルーのランチ定食「メヌー(Menú)」です!
「メヌー(menú)」とは、前菜+メインプレート+ジュースがセットになった、お得な日替わり定食のこと。
地方ではなんと約10ソル(約400円)、リマ中心地でも14ソル(約560円)前後で、ボリューム満点のペルー定食を楽しめます! 通常メニューでメインプレートを単品で頼むと、少なくとも25ソル(約1,000円)以上のものが多いので、「メヌー」の存在を知っておくだけで、かなりお得にローカルグルメを堪能できます。
「メヌー(Menú)」の注文方法はとてもシンプル。前菜(エントラーダ / Entrada)とメインプレート(セグンド / Segundo)を、日替わりメニューの中から1品ずつ選ぶスタイルです。たいていは、お店の入り口や店内ボードに、今日の前菜とメインの選択肢が書かれています。店員さんが口頭で説明する場合もあるので、スペイン語がわからなくても、メニューの単語をなんとなく覚えておくと安心です。
前菜の定番は以下のようなラインナップです
・スープ(Sopa)
・サラダ(Ensalada)
・タマル/ウミタ(Tamal / Humita):ペルー版トウモロコシちまき
・カウサ(Causa):ペルー版ポテトサラダ
・テケーニョ(Tequeño):チーズ入りのペルー版揚げ春巻き
・パパ・ア・ラ・ワンカイーナ(Papa a la Huancaína):じゃがいものチーズソースかけ
・セビーチェ(Ceviche):ペルーの代表料理!魚のマリネ
正直、どれを選んでも大抵おいしいので、私はその日の気分で選んでいます。
ここには書いていないのですが、実は私のお気に入りは、ビーツ入りのポテトサラダ! ペルーのローカル食堂ではよく見かけるのですが、私が通うリオハの定食屋さんのビーツサラダは特に絶品なので、あれば必ず注文します。
そして、メインプレートの定番は、たいてい肉または魚料理に、ご飯と豆の煮込みなどが添えられます。ペルー料理の代表である「ロモ・サルタード(Lomo Saltado/牛肉とトマト、玉ねぎ、ポテトフライのしょうゆ炒め)」や、「アヒ・デ・ガジーナ(Ají de Gallina/ペルー版シチューカレー)」なども人気です。
また、ペルーではレバー(イガド/Hígado)や砂肝(モレヒータ/Mollejita)といった内臓料理もよく食べられます。味付けはしょうゆベースなど、日本人の口に合うものが多く、好きな方にはたまらない一品。
日替わりメニューで見かけたら、ぜひ一度試してみてください。
食堂の前に書かれたボードやメニュー表をのぞいても、「メヌー」の文字が見当たらないことがあります。
そんな時は、店員さんに
「¿Tiene menú del día?(ティエネ・メヌー・デル・ディア?)」― 日替わり定食はありますか?
と聞いてみましょう。そうすると、専用のメニューを持ってきてくれます。
前菜、メイン、ドリンクがついてお値段もお手頃! 地元の人たちに混ざって食事をすれば、旅の思い出もぐっと濃くなります。ペルーを旅行する際は、ぜひ「メヌー」でローカル気分を味わってみてください!