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長年、都内で愛されてきたにも関わらず、どこか新しい、でも懐かしい…。そんな魅力が訪れる人を虜にする、注目の2店舗をご紹介します。
ハラカドの地下1階に銭湯を構える「小杉湯原宿」。昭和8年に高円寺でスタートし、「きれいで、清潔で、きもちのいいお風呂を沸かす」を続け、90年以上愛され続けてきた「小杉湯」の2店舗目としてオープンしました。
浴室に入ると、まず目に飛び込んでくるのが、銭湯絵師・中島盛夫さんが描いた大きな富士山。「これぞ銭湯!」といった感じです。お湯は、甘いミルクの香りを感じる名物「ミルク風呂」と「熱湯」、「水風呂」があり、温冷交互浴を楽しめます。でも、こだわりはお湯だけではありません。バスタオルが今治タオルだったり、木桶や木椅子が工芸品だったりと、日本各地の職人技を肌で感じることができるのも魅力。脱衣所にはPanasonicのドライヤーもあり嬉しい限り。ひとつひとつ触れる商品からも、小杉湯原宿ならではの心遣いを感じます。
地下1階は「銭湯を中心とした街」をイメージした「チカイチ」という空間が広がるのですが、ここでは畳でゴロゴロしたり、ビールを飲んだり、読書をしたり。都会の喧騒を忘れて、思い思いの時間をお過ごしください。
また、関連アイテムとして販売している、名物の「ミルク風呂の素」や「木桶」「入浴剤」なども人気とのことでしたので、ちょっとしたギフトにプレゼントするのもおすすめです。
「小杉湯原宿」には回数券があり、これがまた人気なんだとか。朝湯は7:00からオープンしていますが、毎日楽しみに通ってくれる方もいて、開店時にはちょっとした列ができているほど。
パートナー企業の花王の「花王ミュージアム資料室」に非公開で所蔵されていたラベルや包装紙の中から、選りすぐりのデザインを甦らせ、復刻版の石鹸パッケージとして販売もしています。お値段も手頃なので、お土産にぜひ購入してみてください。
◾️小杉湯原宿
住所: 東京都渋谷区神宮前6丁目31−21 東急プラザ原宿「ハラカド」 地下1階 「チカイチ」内
営業時間:7:00-23:00 (最終受付 22:15)
定休日:木曜
https://kosugiyu-harajuku.jp/
ハラカドの5階で、一際存在感を放つのは、昭和41年創業の「紫金飯店」。千駄ヶ谷に構える本店は、鍋を振る音と活気のある声、食器がカチャカチャとぶつかり合う音、そのすべてが心地よく、いつも行列ができている人気店。そんな町中華が、ハラカドでも味わえるんです。70席以上のスペースがありますが、神宮前交差点を眺める窓際は特等席!
店内には、「アトモス」とコラボした際のポスターや、『らんま1/2』とのコラボアイテム、ここでしか見ることのできない原画の展示などもあるので要チェックです。
本店の常連さんは、ハラカドに来ると若いスタッフが活躍しているので驚くこともあるそう。ハラカド店は最初こそメニューが少なかったものの、本店と行き来し研修に励み、若いスタッフがどんどん料理の味を覚えて鍋を振っています。若い方達は、料理を覚えるスピードも早いのだとか。本店で人気のメニューもひとつずつ増やしており、今では種類が豊富で迷ってしまうほど、充実しています。
今回はスタッフのおすすめメニューをいただきました。ムースーローは、ふんわり卵とキクラゲのコリッとした食感が絶妙!少しピリっとする甘辛タレが、食欲を刺激して、一気に食べ進めてしまいます。
唐揚げは、その大きさに驚く人も多いはず。8月の定食「からあげ定食」もあるので、気になる人はお早めにハラカド店へ足を運んでみてください。※唐揚げは、単品でも注文できます。
焼き餃子は、外はパリッと香ばしく、中はジューシー。ビール片手も白米も、どんどん進む味わいです。「並びたくない、でもあの町中華の味が食べたい…」という方に、ぴったりの店舗です。
◾️紫金飯店 ハラカド店
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目31−21 東急プラザ原宿「ハラカド」5階
電話:03-6427-1966
営業時間:11:00~23:00※ラストオーダー21:00
https://shikin-shouji.com/