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【滋賀】「長浜散策」歴史を伝える和菓子と鯖そうめん

Akio

Akio

京都特派員

更新日
2025年8月15日
公開日
2025年8月15日

滋賀県長浜市に行って来ました。八幡町にある「元祖堅ボーロ本舗」は明治27年の創業以来、伝統の手づくり焼き菓子を作り続ける老舗和菓子店。名物の堅ボーロは、噛めばかむほど甘さが広がりクセになる美味しさで、戦時中から受け継がれる伝統の味です。
そして、鯖そうめんで有名な翼果楼 (よかろう)。
翼果楼 は、黒壁スクエア等があり、古い建物が多く残る北国街道にある郷土料理店です。築200年の商家を利用した店内は、歴史を感じる建物でもあります。

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明治27年創業以来、120年続く伝統の味

滋賀県長浜市へ行って来ました。まず訪れたのは八幡町にある明治27年創業の老舗和菓子店。
清水ボーロ本店。正面の看板には「本家堅ボーロ」とあり店名にもなっています。

入り口の立て看板には「宮内庁御用達」と「陸軍御用達」と書かれています。
店内に入ると、レトロなデザインの「堅ボーロ」や「茶々の友」のお菓子が並んでいます。

お店の方から、お店や商品についての歴史を色々と教えてもらいました。
特に看板商品である「堅ボーロ」は日清戦争・日露戦争・太平洋戦争において
前線の兵士への慰問袋の中に入れられていたそうです。
そして、日露戦争のときには「堅ボーロ」が「堅亡露」と呼ばれていたとの事です。

「堅ボーロ」と「茶々の友」を買って帰りました。
帰ってから「堅ボーロ」を頂きました。
「堅ボーロ」は堅いお菓子です。原材料は超シンプルで、黄砂糖、砂糖、小麦粉、生姜から出来ています。口の中に入れると甘い味と共に、生姜のピリッとした味わいが広がりました。

もう一つの「茶々の友」は、きんつばの様でシンプルにして実に美味しい和菓子です。
餡子があまり甘くなくて幾らでも食べられます。
「本家・堅ボーロ」のお店で買った「堅ボーロ」。
どこか懐かしくもシンプルで味わい深いお菓子でした。
「堅ボーロ」は北陸自動車道の神田パーキングエリアでも販売されているそうです。

清水ボーロ本店
所 滋賀県長浜市朝日町3-16
アクセス
公共交通  JR琵琶湖線「長浜駅」下車 徒歩5分
自動車   北陸自動車道長浜ICから車で10分
駐車場   2台
営業時間  8:00~19:00

鯖そうめんの「翼果楼」

清水ボーロ本店から少し移動して、鯖そうめんで有名な元浜町にある
「翼果楼」へと向かいました。よかろうと読みます。

11時過ぎなのに、すでに行列が出来ていました。
翼果楼 は、黒壁スクエア等がある北国街道にある郷土料理店です。
築200年の商家を利用した店内は、歴史を感じる建物でもあります。

暫くして店内へと案内されました。
お店の中は古民家風の佇まいで、ほっこりとした感じです。

オーダーから少し待っていると、お料理(お千代善)が運ばれて来ました。
お膳には、鯖そうめん。焼き鯖寿司が三貫。お吸い物。小鉢の、ぬたのあえ物。
赤こんにゃく。お菓子の豆です。

鯖そうめんは、冷たいのではなくて、ほんわかと温かく、鯖の濃い味付けの出汁を吸った素麺が、ほどよい塩味と合わさってサッパリとした美味しさです。
焼鯖は殆ど骨がなくて食べやすく、鯖と素麺がこんなにも合うとは驚きでした。
そうめんは、見た目で量が少ないかと思いましたが、食べ進めると結構な量があり満足しました。
焼き鯖寿司の三巻もとても美味しかったです。
「翼果楼」さんの鯖そうめん&焼き鯖寿司。ご馳走様でした。

翼果楼(よかろう)
所     滋賀県長浜市元浜町7-8 (長浜駅から275m)
営業日  火・水・木・金・土・日
時間   10:30 – 15:00(売り切れ次第終了)
定休日   月

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