• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

【ペルー・リオハ】現地の伝統をお得に体験!Bombonajeボンボナヘ ― 受け継がれる知恵と技

Nántu 

Nántu 

ペルー特派員

更新日
2025年8月29日
公開日
2025年8月29日
©La casa del artesano de Rioja

ペルーの首都、リマから飛行機と車を乗り継いで約4時間。北部の熱帯雨林地帯に位置する小さな町、リオハ。
2025年9月22日に253周年を迎えるここリオハは、La ciudad de los sombreros(帽子のまち)と呼ばれており、「Bombonaje(ボンボナへ)」という植物を使った工芸品が広く知られています。

旅先の醍醐味のひとつといえば、その土地の文化や歴史を知ること。今回はそんなリオハの伝統的な手仕事について知ることができる施設「La casa del artesano de Rioja」をご紹介します!

AD

リオハの手仕事と歴史を学べる「La casa del artesano de Rioja」

「La Casa del Artesano de Rioja」は、町の中心広場から徒歩約10分、モトタクシーなら5分ほどの場所にあります。昨年2024年、町の創立252周年を記念してオープンしたばかりの新しい観光スポットです。

©︎La casa del artesano de Rioja

館内では「ボンボナへ」の展示を無料で見学でき、希望すればスペイン語によるガイド解説も受けられます。展示では、ボンボナへの歴史や製作工程に加え、リオハに暮らす先住民族アワフン族の文化や、伝統行事「カルナバル・リオハーノ」で使われる仮面なども紹介。地域の文化と歴史を幅広く知ることができます。さらに、ボンボナへの加工を実際に体験できるワークショップも不定期で開催されているので、訪れる際はチェックしてみるのもおすすめです。

  • ©︎Nántu
  • ©︎Nántu

Bombonaje(ボンボナへ)とは

リオハの町を歩いていると、ふとした路地や広場の片隅で、ボンボナへを編む人たちの姿に出会うことがあります。ボンボナへは学名 Carludovica palmata、日本語では「パナマソウ」とよばれる植物。その葉を細かく裂いて糸のようにし、ていねいに編んでいくと、帽子やバッグなど、さまざまな工芸品が生まれます。特に帽子づくりは、リオハを代表する伝統文化のひとつ。代々受け継がれてきた職人の技は、いまもリオハの暮らしに息づいていて、リオハの文化や誇りを感じます。

旅の途中で出合うこれらのクラフト品は、お土産にもぴったりです!

  • ©︎Nántu
  • ©︎Nántu

おみやげ探しにぴったり!併設ショップで見つかるリオハのクラフト雑貨

  • ©︎La casa del artesano de Rioja
  • ©︎Nántu

併設のショップでは、実際にボンボナへの帽子やかごバッグをはじめ、地元職人による手工芸品を購入できます。また、アルトマヨの森で活動する女性コミュニティ「AMEDBAM」が手掛けた、保護区の動植物をモチーフにしたクラフト製品など、リオハを代表する小物が数多く並んでおり、おみやげ探しにうってつけの場所です。

©︎Nántu アルトマヨの森に生息する動物をモチーフにした、手作りキーチェーン

リオハを訪れた際には、ぜひ「La Casa del Artesano de Rioja」に立ち寄ってみてください。

■La Casa del Artesano de Rioja
アクセス:リオハ中心広場から徒歩約10分、モトタクシーで約5分
入場料:無料
営業時間:9:00~17:00(毎日営業・不定休有)
所要時間:30分~1時間程度

トップへ戻る

TOP