【ドイツ】フランクフルトを満喫!Frankfurt Cardを利用したお得な旅テク
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2025年現在、円安の影響で日本からドイツ旅行する方にとっては現地の物価がとても高く感じられるかと思います。レストランでは飲食代に、通常チップ(5~10%程度)を上乗せして支払うスタイルのため、なおさらです。そこで筆者がおすすめするのは、現地スーパーを上手く利用して楽しむドイツ旅。今回は筆者の住むフランクフルト地域の名物を中心に、このあたりの名物をお得に楽しむアイデアをご提案します。
注意:ドイツのホテルは基本的にミニバーが備え付けられていません(高価な宿、AirbnbやFerienwohnungなどの宿は別)その点を十分にご留意ください。
ドイツのスーパーではチルドコーナーでいろいろなソースが売っているのをよく目にします。例えばドイツ全国展開をしているREWEという大手スーパーチェーン店のフランクフルト周辺地域では「Grüne Soße」というソースが販売されており、筆者おすすめの一品です。
現地では、ゆで卵、ゆでジャガイモと一緒に食べるのが王道です。市内のレストランではFrankfurter Schnitzel(フランクフルター シュニッツェル)を注文すると、このGrüne Soßeが添えられたシュニッツェル(ドイツ版のトンカツのようなもの)が出てきますので、揚げ物との相性も◎。
たいてい、スーパーで販売しているソースは乳製品を使ったチルド製品で内容量も多めなので、旅行中に食べきれないかもと思う場合は、土産店で売っている瓶詰のものを購入し持ち帰り、現地の味を日本で楽しむのも◎。
フランクフルトが属するヘッセン州の名物などを集めた土産店Hessen Shop(実店舗・オンライン)に取扱いあり。
別記事で紹介したFrankfurt Cardの掲示で、一部商品を除き10%オフの割引があります!
■Hessen Shop(フランクフルト市内ではKleinmarkthalle店をはじめ3店舗営業)
URL:https://www.hessen-shop.com/de/wisl_s-cms/info/Shopinfos.html
ドイツのスーパーはチーズの種類が豊富。今回紹介するのは日本では馴染みのない、脂肪分が1-3%ほどの低脂肪チーズ「ハントケーゼ(Handkäse)」。プロテインが豊富で、低脂肪食を摂りたい人、ダイエット中の人にもおすすめの一品です。人によっては、あまりにも硬くて匂いがきつい、という意見もあるので世界のチーズを試してみたいというグルメな人は現地で試してみてもよいかと思います。
フランクフルトでは、このチーズを使った“Handkäs mit Musik” という料理が郷土料理として昔から親しまれています。ハントケーゼに酢漬けの玉ねぎが添えられた料理で、適度な酸味が合わさったチーズはアップルワインとの組み合わせがぴったりです!
もし手軽にこの味を味わってみたいという方向けに、Handkäs mit Musikのパン用ペーストがフランクフルト周辺地域のスーパーで売られています。こちらも乳製品を使用したチルド製品です。
クラッカーなどの軽いスナックをディップしてもおいしく、よりマイルドな味わいのため、白ワインのお供にもなります。
Frankfurtが属するHessen(ヘッセン州)にはたくさんのアップルワイン醸造業者・農家が存在しています。フランクフルトのアップルワイン(Klassik、クラシック)の特徴は、日本でメジャーな「シードル」とは少し異なる味わいで、甘さの無い辛口タイプだということ。そのためシードルの味を思い浮かべて飲むとフランクフルトのクラシック・アップルワインの甘さの無い味には驚くかもしれません。
もしもシードルのように甘みを感じられる飲みやすいタイプが飲みたい人は、「CIDRE」と書いてあるアップルワインを購入しましょう。ほかにもアップルワイン・ロゼなど、バラエティに富んだラインナップもあるので、お好きなものを探してみましょう。
市内では、土日祝日限定で1時間の市内観光とアップルワイン1杯がついたお得な路面電車プランがあります。料金は8ユーロで市内名所を観光路面電車に乗って巡り、現地の大手アップルワイン醸造業者のPOSSMANNのアップルワインが1杯飲めるツアーです。
※アルコールの代わりに、アップルジュースの選択も可能。
■ツアー詳細
ツアー会社:Ebbelbwei Express
URL:https://www.ebbelwei-express.de/en/along-the-route
リンゴ栽培や醸造が盛んなフランクフルトではアップルワインだけではなくアップルジュースも種類豊富です。好みの1杯を探してみましょう!
「フランクフルト」という単語に皆さんは馴染みがあるはずです。
そう、あのソーセージです。名前の通り、日本で耳にする「フランクフルト」はこの町の名物Frankfurter Würstchenからきているといわれています。
ドイツではスーパーに行けば、種類も量も日本とは桁違いのソーセージが店頭に並んでいます。味はどれも最高で、まさにソーセージ天国です。
ですがそんな魅力的な食品を日本に持ち帰りたいと思っても、残念ながら肉製品・日本への持ち帰りは検疫で禁止されています。また旅行期間中にスーパーなどで安く調達したとしても、調理器具・設備付きの宿泊施設でないと調理は困難。
そこで筆者一押しのソーセージが食べられるフランクフルトのお店を紹介します。日本には持って帰れない分、現地で満喫しましょう!
場所は屋内マーケット「Kleinmarkthalle」。日曜日以外の毎朝8時から営業していて、現地の方たちに親しまれています。
この市場で1958年から営業を続けている老舗ソーセージ屋さんが筆者いち押しです!
こちらのソーセージ、おいしくてボリュームがあり、嬉しいお手軽価格。フランクフルトのレジェンドとよばれる店主のIlseさんは現在齢85才。ご高齢にもかかわらず、今でも店に立ちゲストを迎えます。
今回筆者が購入したのはRindwurst(牛肉のソーセージ)1本とパンのセット(5ユーロ)。この店のソーセージはなんといってもその大きさ、直径5cmほどの太いソーセージが提供されます。Rindwurstを頼む場合、お店の方に「皮付き?皮なし?」と聞かれるので、お好みで。わたしは、パリパリの皮も味わいたかったので皮付きで、と答えました。湯銭にかけられているアツアツのソーセージが紙皿にマスタードと共に提供されます。かぶりついても、肉汁があふれ出てこないので嬉しい食べやすさ。皮は予想通りパリパリ。なんとも濃厚で満足感のあるボリューム。お腹があまり空いていない人は、パン無しで十分だと思います。牛肉ソーセージ以外にほか3種類のソーセージも€3.5以内で食べられます。店員さんも気さくなので、ぜひ訪れていただきたい名物ソーセージ屋さんです。
メニュー
・Krakauer(クラカウアー):ジューシーなややスパイシーなソーセージ
・Fleischwurst(フライシュブルスト):やさしい味、温冷どちらでもおいしく食べられ飽きの来ない味
・Gelbwurst(ゲルプブルスト):さっぱりとした味わいで、子どもに人気
・Rindwurst(リントブルスト):牛肉ソーセージで食べ応えあり、コクのある味
※オプションで、小型パンも付けられる
~このお店で使えるプチ・ドイツ語講座 ソーセージの皮あり・なし希望を伝える編~
皮:Haut (発音・ハウト)
皮付き:Mit Haut, bitte. (発音・ミット ハウト、ビッテ)
皮無し:Ohne Haut, bitte. (発音・オーネ ハウト、ビッテ)
■Ilse Schreiber Wurstimbiss e.K.
住所:Hasengasse 5-7, 60311 Frankfurt am Main
定休日:日曜日
営業時間:月~土曜日8:00~18:00
フランクフルタークランツは、かつてフランクフルトでドイツ皇帝の戴冠式が行われたことから、1735年にとある菓子職人が考案したといわれる、現在ではフランクフルトを代表する名物ケーキです。王冠のような形をしていて、バタークリームがふんだんに使われています。
市内の大型スーパーやパン屋さん、カフェなどでよく見かけますが、個人的なおすすめは、レーマー広場のカフェ、Kaffeehaus Goldene Waage です。
こちらのカフェでは、小さいサイズのフランクフルタークランツを販売しています。スライスして販売していないため、このケーキ特有の“王冠らしい形”を損なわず楽しむことができます。ショーウィンドウのなかにはたくさんのフランクフルタークランツが並べられており、まるで「ミニ・フランクフルタークランツ」という感じの可愛い見た目が楽しめます。
■Kaffeehaus Goldene Waage
住所:Markt5,60311FrankfurtamMain
アクセス:Dom/Römer駅(U-bahn)目の前
Wacker’s Kaffee各店舗では店内でコーヒーが飲めるだけではなく、気に入ったコーヒー豆を買うことができ、お土産にもぴったり。深くて濃い味わいのコーヒーがお好きな人におすすめです。
歴史ある本店は、常に人が出入りして忙しく、コーヒーを飲めるスペースは外のテラス席のみ。
ゆっくりとカフェタイムを楽しみたい場合は別店舗(例:Café Wacker Schweizer Straßeなど)がおすすめ。
Wacker’s Kaffeeのコーヒー豆(豆またはドリップコーヒー用)は、先に紹介したHessen Shop(リンク先はWacker’s Kaffee商品ページです)でも購入可能。
■Wacker’s Kaffe
本店:Kornmarkt 9, 60311 Frankfurt am Main
カフェ:Café Wacker Schweizer Straße
URL:https://wackers-kaffee.com/en/
旅行中は外食が多くなりがちで、新鮮な野菜や果物が不足しがち! ドイツのローカルマーケットでは、あまり日本で見かけたことのない新鮮な果物を買って食べることができます。
ソーセージ店の際に紹介したKleinmarkthalleは、月~土曜日まで屋内マーケットが営業していて観光客に慣れた親しみやすい店員さんたちが出迎えてくれます。商品によっては実際に試食をさせてくれるので、実際に味わって納得したものを購入することができます。もちろんスーパーマーケットでも新鮮な野菜や果物は購入できますが、現地の方と触れ合いながらのショッピングはとっても楽しいです。
フランクフルトではKleinmarkthalle以外にもいくつかのマーケットがあります。地元生産者達の出店する新鮮な野菜や果物、加工食品を直接現地で味わってみたり、買ってみるのも貴重な体験になること間違いありません。
①
新鮮な野菜やチーズ、肉や魚などを売る屋外マーケット。
もともとショッピングストリートで賑わう通りですが、マーケットの営業日は更に活気があります。
場所:Hauptwache 駅すぐのSchillerstraße 2
開催曜日:毎週金曜日9:00~18:30
②
週に2回開催、広場で開催されます。
①のマーケットより規模が大きく、ワインスタンドや珍しい旬の食料を売る農家さんがでることもあります。
場所:Hauptwacheの隣駅、Konstablerwache駅地上に出てすぐ
開催曜日:毎週木曜日10:00~20:00&土曜日の10:00~17:00
■フランクフルト市内の屋外マーケット総合情報
https://www.hfm-frankfurt.de/wochenmaerkte(ドイツ語のみ)
以上、比較的リーズナブルにフランクフルト名物の味わい方のご提案でした。
食事=レストランで ではなく、色々なローカル料理を気軽にお安く現地の味を試しつつ、店員さん達と交流するのもとっても楽しいですよ! ぜひ旅の参考にしてみてください。