キーワードで検索
残暑のないウィーンでは、9月に入ってから一日の寒暖差が大きくなってきました。毎年、心地良い夏が過ぎていくこの時期は名残惜しいですが、少しくらい寒くなってもウィーンの魅力は衰えません。涼しくなってきた9月は、街歩きやピクニックが大人気。今回は、秋の遠足にぴったり、ウィーン近郊のラクセンブルク宮殿を紹介します。
ウィーンの南に位置するラクセンブルク宮殿は、地元民はもちろん、ウィーン在住者にとっても憩いの場。ウィーン市内の主要駅から、電車とバスを乗り継いて30分程度で行くことができます。車だと25分程度なので、レンタカーで行くのもお勧め。気軽に行くことができるラクセンブルク宮殿は、人混みとは無縁の広大な自然公園「Schlosspark(シュロスパーク)」が最大の魅力です。
シュロスパークは、敷地面積280ヘクタールを誇るオーストリア最大級の自然公園です。その広さと、観光客にあまり知られていないことから、週末でも混雑とは無縁。敷地内は緑が豊かで、場所によっては公園というよりも森林の中を歩いているような気分を味わえます。色々な場所を歩いたり、可愛らしいベンチで休憩したり、ここでしか味わうことのできない無の時間を楽しみましょう。
静かな敷地内では鳥のさえずりや虫の声が聞こえ、心も身体もリラックス。湖の近くの芝生は、白鳥と接近できる機会もあるのでお勧めスポットです。
至る所に原っぱの広がる園内。お気に入りの場所を見つけたら、レジャーシートを敷いてピクニックしましょう。美味しいオーストリアワイン、チーズ等のおつまみも持参したら、あなたもオーストリア人の仲間入り!
シュロスパークでは自然を楽しむことはもちろん、充実する園内のアクティビティも体験の価値ありです。特に子ども向けの遊具が集まる公園や、ラクセンブルクエクスプレスと呼ばれるパークトレインでの園内周遊はファミリーにお勧め。小型ボートをレンタルできる場所もあり、喧騒から離れた湖で過ごす静かな時間は格別です。
ピクニックの準備をしていなくても大丈夫。お腹が空いたら、池を渡ったフランツェンスブルク城にあるレストランで食事することができます。水辺でいただくオーストリア伝統料理はまた格別。デザートも充実しています。