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東京の真ん中で、レトロな昭和を味わえる谷根千エリア。
まるで朝ドラか映画の中に迷い込んだような「夕焼けだんだん」「谷中銀座」の風景や、趣きのある木造家屋の数々は、昔ながらの庶民的な日本を追体験させてくれます。
そのなかの谷中にある薬膳カレーの店「じねんじょ」。身体にいい素材で美味しく仕上げたカレーが絶品ですよ!
薬膳カレー「じねんじょ」があるのは、懐かしい昭和の風情が今も残る谷中。最寄り駅のJR日暮里駅から、徒歩5分ほどで到着します。
でもせっかく谷中まで行くのなら、ぜひ「夕焼けだんだん」を下りて谷中銀座も散策してみましょう!
美味しそうな匂いを漂わせるお惣菜屋さんや名物コロッケのお店から庶民的な雑貨店、ふらっと寄り道したくなる立ち飲み屋さんなど・・・飾らない魅力の商店街は、外国人観光客にも人気です。
薬膳カレー「じねんじょ」は気さくな飲み屋さんが並ぶ路地「初音小路」、美しい木造日本家屋、台東区立朝倉彫塑館などが並ぶ、風情たっぷりの道にあります。
こと台東区立朝倉彫塑館は、明治から昭和にかけて活躍し「東洋のロダン」とも呼ばれた彫刻家・朝倉文夫のアトリエ兼住宅だった建物。
彼の代表作がたくさん展示されているだけでなく、敷地全体が「旧朝倉文夫氏庭園」として国名勝に指定され、この建物も国有形文化財に登録されています。
そんな通りに相応しい佇まいの「じねんじょ」は、店内も初めて来たのに懐かしい雰囲気が漂う癒し系。
5種類の生薬(桑の葉やビワの葉など)と10種類以上の野菜、各種スパイスでじっくり煮込んだカレーは、肉、海鮮、野菜、牛肉、豚角煮、特製の6メニューから。またカレーのとろみには店名でもある「じねんじょ」、山芋の粉末を使っているそうです。
また無料でトッピングを頼むことが可能で、こちらは「疲労回復」の山芋と黒胡麻、または「風邪予防」のショウガと紅花というチョイス。筆者と連れは山芋と黒胡麻をお願いしたところ、カレーとの相性が良かったのも意外な発見でした。
滋味豊かという表現がぴったりのカレーには本格的スパイスを惜しみなく使用しており、もしその薬膳効果を知らなくても絶品!なお、どのカレーも食後のコーヒー・紅茶・薬草茶いずれか付きです。
昔ながらの東京下町の風情を味わいながら、美味しい薬膳カレーでほっこり・・・。きっと心も身体も癒されますよ。