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― 極地へのロマンを、すぐそばで感じてみませんか? ―
南極という遥か遠くの大地と、日本とのつながりを感じられる場所が、実は東京にもあるのをご存じですか?
日本が誇る探検の歴史に触れられる、2つの特別なスポットをご紹介します。
かつて東京・芝浦の埠頭から出航したのが、日本初の南極探検隊を乗せた探検船「開南丸(かいなんまる)」です。
その隊を率いたのが、日本の南極探検の先駆者である白瀬矗(しらせ のぶ)。彼の名は、現在の南極観測船「しらせ」にも受け継がれています。
芝浦の周辺には、かつての出航地を偲ぶモニュメントや公園が整備され、静かな水辺の景色の中で、当時の探検隊の志や情熱を感じることができます。
南極を目指した日本人たちの“原点”を訪ねてみてはいかがでしょうか。
東京都立川市にある国立極地研究所(NIPR)は、日本における南極・北極研究の中枢機関。
そのすぐそばには、南極・北極科学館が併設されており、南極探検の歴史や観測隊の活動、装備などが展示されています。
特に来場者の心を打つのが、「犬ぞりで活躍した樺太犬たちの銅像」。
極寒の地で人間とともに任務を果たした犬たちの姿は、見る者に深い感動を与えます。