【ペルー・リオハ】ローカル市場で発見!色鮮やかなアマゾンフルーツ
2025.7.28
キーワードで検索
首都リマから飛行機と車を乗り継いで約4時間。ペルー北部の熱帯雨林地帯セルバに位置する町、リオハ。町の中心部は徒歩でも1時間あればぐるっと回れてしまうほど小さな田舎町です。
日系人が多いペルーですが、リオハには日系人どころかアジア人はおそらく私ひとり。“美食の国ペルー”といっても、やはり生まれ育った日本の味…とまではいかなくても、アジアの味が恋しくなる瞬間があります。そんなときに頼りになるのが、ここリオハにあるアジア系レストラン。
今回は、リオハにあるアジア系レストラン3軒をご紹介します!
まず最初にご紹介するのは、中華系レストラン「CHIFA RIOJA」
ペルーでは中華料理店を「Chifa(チーファ)」と呼び、実はペルー全土に定着しているほどポピュラーな存在です。炒飯を意味する「Chaufa(チャウファ)」という言葉も、ペルーではすっかり日常語。スーパーや商店などでもチャウファの素が当たり前のように売られているくらい、ペルー人の国民食になっています。
チーファでは、たいてい定食セット(メヌー)が用意されています。前菜でワンタンスープか揚げワンタン、メインで炒飯と肉やエビの野菜炒め、唐揚げなどの定食セットがおなじみのスタイル。ちなみにMin Paoという、日本でいう肉まんのような料理などもあります。
ペルーのチャウファは、クオリティが高く、どこで食べてもあまり外れが少ない印象です!
チャウファもですが、私のお気に入りは前菜のワンタンスープ。鶏ベースのスープに白菜とワンタン、麺が入っていて、アジア人の口にもとても合う優しい味。チャウファの量が多いので、可能な場合私は麺抜きでオーダーしています。(※お店によって対応可否は異なります)
ペルー料理に少し飽きてきたときや、「今日は何を食べよう?」と迷ったときには、ぜひチーファへ。ペルー全土どこでも安心して入れるかと思います。
次にご紹介するには、店内に大きな龍のオブジェが飾ってあるのが特徴的なレストラン、「PAPAKU」。
リオハで「アジア系レストランといえばここ!」というくらい、地元の人に親しまれているレストランで、いつ訪れても賑わっています。ペルーで定番の中華料理チャウファ(炒飯)×肉野菜炒めの定食セットの他にも、「テリヤキ・ボウル」や「ラーメン」などが様々なメニューがあります。
テリヤキ・ボウルは、私たちが想像する“照り焼き丼”とは少し違い、ご飯の上にたっぷりの生野菜と照り焼きチキンがのったヘルシーな丼ぶりです。
ラーメンはユニークで、スープがポットに入って提供され、麺と具材が盛られた器に店員さんが注いでくれるスタイル。スープはあっさりめの豚骨風味で日本人好みの味!ですが、麺はやはり“ペルーあるある”。パスタ文化はあるもののペルーには「コシ」という概念がないようで、どうしても日本人には物足りなく感じることが多いです。事前にその点を踏まえておくとより楽しめるかと思います。。。!
最後にご紹介するのは、なんと、、、リオハの寿司レストランです!
実はこのお店、もともとお隣の州都モヨバンバにある人気店で、先日(2025年9月)ついにリオハ初の寿司レストランとしてオープンしました!
リオハ店はテーブル席が5席ほどとこじんまりとしていますが、本店モヨバンバでもお馴染みのお店のシンボル「鳥居」は、リオハ店にもしっかり健在。
ペルーではカリフォルニアロールのような巻き寿司を「MAKI」と呼び、フュージョン寿司として全国各地に広がっています。
メニューはアボカド、チーズ、鱒、エビ、の他にペルーならではの食材プラタノ(食用バナナ)などを使った20種類以上の巻き寿司が中心。ソースのバリエーションも豊富です!その他にはチキンカツやエビフライもあります。
本店モヨバンバではラーメンやうどんなども楽しめますが、リオハ店はスペースが小さいため基本的に巻き寿司のみの提供です。
ペルー料理は基本的にとても美味しく、主食が米なのは嬉しいのですが、日本米のようなふっくら感はなく、パラパラの米を油・ニンニク・塩で味つけして炊くのが一般的。それはそれでとても美味しいのですが、時折どうしても“日本のお米の味わい”が恋しくなるのです。もちろん、日本の寿司と比べるとクオリティは決して高いとはいえませんが、“アジア人がほとんどいないペルーの片田舎で巻き寿司を食べられる”というだけで、十分ありがたく感じます。
ペルーは地域によって料理や食文化も大きく異なる国。旅の途中で現地の味を堪能しながら、ときにはアジア料理でほっと一息つくのもおすすめです。
リオハに来られる際は、ぜひ今回ご紹介したレストランも訪れてみてください!