轟神社ホームページ
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徳島県海陽町に在る、秘境中の秘境とも呼ばれる轟神社にお邪魔してきました。こちらの神社の素敵なところは、そのあふれ出るばかりのマイナスイオンと荘厳な雰囲気です。神社のはじまりでもある「轟の滝」は、その名の通り水音が轟々と鳴り響いています。日常では味わうことのできない圧倒的なパワーとマイナスイオンで、心身ともに癒されませんか?
轟神社は徳島県海陽町平井にある、由緒ある神社です。古くから地元の人々には「かれいだきさん」「とどろきさん」と呼ばれ、神社創設以前より信仰されていたと伝えられています。「かれいだきさん」は、海からは離れているのにお魚のカレイが滝つぼで泳いでいるところを、漁師が見かけたことに由来しているんだとか。そのほか不思議な逸話が残る轟の滝周辺で、吉祥院興栄という修験者(自然の中で厳しい修行を行い、自然と一体となることで霊力(神通力)を得ることを目的とする修行する人)が修行し、轟神社が創設されました。また、秋の例大祭で行われる「荒神輿の大滝壺入り」というお神輿を担いだまま滝壺に入る滝渡りは奇祭としても有名です。
轟神社の特徴的なロゴマークをデザインされたのは、あの2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム「組市松紋」のデザイナーである美術家 野老朝雄(ところ あさお)氏です。轟神社の歴史、自然との強い結びつきに感銘を受け、令和元年に奉納されました。スタイリッシュな中にも古来からの歴史を感じさせるエンブレムに、過去と今のつながりが表されているように思います。
轟の滝は日本の滝百選のひとつで、四国有数の大滝でもあります。轟の滝は「本瀧」と呼ばれ、最上部の「鍋割りの滝」から全長およそ1500mもの滝の回廊が続いています。間にはそれぞれに趣が変化する5つの滝が連なり、それぞれに違った美しさを感じます。横には遊歩道が整備されていますので、山登りがお好きな方にはぜひ足を運んでほしいところ。ただ、山が苦手な方も「轟の滝(本瀧)」には必ず訪れていただきたいです。どうどうと響く音と勢いのある水流で、私自身の中の気持ちも洗い流されるようでした。日ごろはまずお目にかかれない、自然のパワーをいただいて本当にリフレッシュした気分で帰宅することが出来ました。
轟神社が在るのは、徳島県の最南端に位置する海陽町です。人口は約8,400人。太平洋を臨むリアス式海岸を有し、自然と人々の暮らしが美しく融合した町です。そんな海陽町では「もう一度 訪れたくなる町。」をコンセプトに、観光業にも力を入れています。今回ご紹介した轟神社や轟の滝だけではなく、遊覧船やシーカヤック体験もでき、地物の食材を使ったレストランも。日常を離れ、雄大な自然の中で心も体もリフレッシュするにはもってこいです。徳島へ旅行の際は、是非訪れてみてください。
住所:〒775-0411 徳島県海部郡海陽町平井字王余魚谷21-1
電話: 0884-75-2216
駐車場:有
アクセス:
①徳島阿波おどり空港からレンタカーの場合:国道11号→55号→193号経由で約2時間30分
②自家用車の場合:徳島ICより国道11号→55号→193号経由で約2時間20分
③JR徳島駅からの場合:JR牟岐線「阿波海南駅」下車→町営バスで約50分または車で約40分 or JR牟岐線「阿波海部駅」下車→電動自転車MATEで約2時間