【岡山 倉敷市】吉備真備ゆかりの地を訪れて そのⅠ~旧真備町~
2025.12.5
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こんにちは。岡山特派員のmamiです。
今回ご紹介します箭田(やた)大塚古墳は、以前ご紹介したまきび公園から北へ1キロ弱の場所にあります。ここは吉備の豪族、下道氏の一族の古墳といわれ、吉備真備のご先祖さまの古墳になります。
古墳の東側の県道54号線沿いに広い駐車場が完備されています。
県道を挟んで西側に小高い丘が見られます。これが箭田(やた)大塚古墳です。
田んぼの中をてくてくと歩くと、古墳に上がる石段が見えてきます。石段の幅は一間ほどあり、なかなか立派です。古墳時代後期の古墳で、墳丘は三段で構築されているらしいのですが竹に覆われ、ぱっと見はよくわかりません。
石段を登りきると石室が見えてきました。両袖式横穴式石室で、石室は全長19.1mと全国でもトップ5に入る長さだそうです。
「日本遺産「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま」 の構成文化財のひとつとして、造山古墳とともに認められています。
玄室には入れませんが、中も広そうです。
奈良県の石舞台古墳(いしぶたいこふん)をご覧になったことがありますか?ほぼ同規模の古墳という事です。行ったことのある人には、この玄室の巨大さがわかっていただけると思います。
天井高(?)も4m近くあり、棺も3人分置けたようです。
副葬品は武器や馬具、玉類などがあり、東京国立博物館と吉備寺に所蔵されているそうです。
古墳の周囲は直径が54mもあり、ご覧のように、そのほとんどが竹に覆われています。当時は「墳丘の周囲に幅5mほどの溝があったそうです。その頃から竹もあったのでしょうか?
前回も書きましたが、真備町の粘土質の赤土は、筍の美味しさにとって最適な土です。凍てつく冬が過ぎ3月の春先には柔らかい筍が出荷されます。
冬の澄んだ空気と明るい陽ざしの中で竹に囲まれていると、穏やかで心地よい気持ちになってきます。竹藪も手入れされ、美しく清々しさを感じます。
そのことを真備(まび)町在住の友人に話すと、「真備はそこら中が竹藪じゃけん、当たり前すぎて、美しいなんて思ったことねぇわ。」と笑っていました。
2025年も残もあるすところあと3日ほどになりました。倉敷市役所の入り口には、真備町特産の竹で作った約3.5mの高さの門松が設置されたそうです。
今年もこのブログを読んで下さりありがとうございました。来年も岡山の魅力やレアなショップ情報をお届けしたいと思います。
皆さま、素敵な新年をお迎えください。
所 在 地 〒710-1301 岡山県倉敷市真備町箭田
駐 車 場 県道54号線に無料駐車場
交通アクセス 山陽自動車道玉島ICから約12分
公式サイト 倉敷市公式サイト