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ブエノスアイレスの中でも、感度の高いレストランが集まるパレルモソーホー地区の中でも、
タメス通り沿いで奥行きの広い、ペルー料理店にランチに行って来ました。 ASU MARES です。
外側からは地味なのですが、中に入るとそこはもうペルー
流行のエスニックバーではなく、 ペルー料理に人生をかけてきた一人の料理人の「物語」であるセビチェリア(セビーチェバー)です。
ASU MARESのオーナー、ダンジェロ・デ・ラ・クルス・フローレスはペルー出身。
20年前、家族と祖国を離れアルゼンチンに移住しました。
夢は 「ブエノスアイレスに、本物のセビーチェ文化を根付かせること」そのため、家庭でのそしてペルーの街頭でのセビチェを基本として、週末だけセビチェを作り、直接宅配サービスを始め、料理人としてのキャリアを積み重ねてきました。レストランに雇われたこともありました。
2021年に、 ついに実現させたのが ASU MARES *アスマレースです。自身のお店を出すことになりました。なお、これはペルーの人が驚いたときによくいう言葉を店名にしました。
ランチタイムのASU MARESは、
ディナーよりもコンパクトながら、店の思想がよく分かる内容のランチメニューがあり、飲み物別ですが、パレルモで10ドル以下というお値段です。(2025年12月12000ペソですー飲み物別)です。オプションはありますが、お薦めは最初は sopa de mariscos シーフードスープ、
そして、主菜はもちろん セビーチェ。
魚の鮮度を最大限に生かし、
レチェ・デ・ティグレ(セビーチェのマリネ液)は
酸味・辛味・旨味のバランスが極めて端正です。
ここで重要になるのが、ペルー料理の“核”とも言える素材です。
ポイントは、唐辛子(アヒ)と、
でんぷん質が多く、安定したとろみを出す 黄色いじゃがいもを使うことです。
アヒ(特にアヒ・アマリージョ)は、
ただ辛いのではなく、香りと奥行きをもたらします。
そして、ペルー原産の黄色いじゃがいもは、
セビーチェの鋭さを受け止め、味をまとめる“土台”になり、またとうもろこし、かぼちゃやさつまいもも添えられています。
この組み合わせがあるからこそ、
ASU MARESの一皿は「軽いのに、満足感がある」