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毎年1月、大阪天満宮で行われる「えびす祭(天満天神えびす祭)」。 学問の神様として知られる大阪天満宮ですが、この時期は商売繁盛や福徳円満を願う参拝者で境内の雰囲気が一変し、華やかな賑わいに包まれます。
大阪在住の私自身は商売とは無縁ですが、毎年えべっさん(恵比寿様を大阪弁で)に足を運んでいます。今年は宵えびすに参拝し、招福娘のご奉仕やにぎわう境内の空気を、ゆっくりと楽しんできました。
修理中の御本殿を背景にした参拝風景も、今だけのえびす祭ならではの印象的な光景でした。
天満天神えびす祭は、境内にある蛭子遷殿(えびすせんでん)を中心に、毎年1月9日から11日まで斎行される行事です。期間中は天満えびす招福娘によるご奉仕が行われ、福笹や吉兆を授かろうと多くの参拝者が訪れます。
宵えびす・本えびす・残り福と、日ごとに表情が変わるのも特徴のひとつ。華やかな装束に身を包んだ招福娘の姿が、境内を明るく彩ります。
境内では招福娘が福笹や吉兆を授与しながら、参拝者を温かく迎えてくれます。この日もあちこちで自然と笑顔が生まれ、天満えびすらしい和やかな雰囲気が広がっていました。
えべっさんこと恵比寿様は、もともと漁業の神様として信仰され、やがて福を招く神様、商売繁盛の神様として親しまれるようになりました。境内で目にする大きな鯛は、その象徴のひとつです。
今年注目を集めているのが、新吉兆として登場した「特製福袋(6,000円)」。例年は笹のみを授かることが多いのですが、今回は内容に惹かれて福袋を選びました。
熊手や絵馬、短冊、福銭袋、お笹に加え、おみくじや福引き券まで揃った充実した内容で、福娘さんから福銭を授かれるのも嬉しいです。えべっさん参りの流れをひと通り体験できる、分かりやすい福袋だと感じました。
授与を受けた後は、御本殿左奥にある蛭子遷殿へ向かいます。短冊を笹に結び、絵馬を熊手に付けながら、自分の願いに合わせて整えていく時間も、えべっさん参りの大切なひとときです。
蛭子遷殿の前には、えべっさんの象徴でもある生の大きな鯛が祀られており、その上にお賽銭をのせて手を合わせる参拝者の姿が見られました。私もその習わしにならい、そっとお賽銭を供えて願いを込めました。
また境内では御神楽が奉納され、厳かな音色とともに、祭りの空気がより一層引き締まります。完成した笹や熊手を前に、静かに手を合わせながら願いを込める時間は、天満天神えびす祭ならではの特別な体験でした。
現在、大阪天満宮では御本殿の御屋根葺き替え工事が進められています。
覆いがかかる中での参拝となりますが、えべっさんは例年通り斎行されています。
整備が進む社殿を背景に参拝できるのは、今の時期ならではの特別な風景と言えるでしょう。
大阪天満宮
住所:大阪市北区天神橋2丁目1-8
えべっさん期間
2026年1月9日〜11日
10:00〜19:00
内容
天満えびす招福娘ご奉仕
福笹・吉兆授与
特製福袋(6,000円)ほか
期間中は18時より福酒や甘酒の振る舞い
※人物が写っている写真については、掲載の許可を得ています。