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千葉の田舎に現れるタイ寺院「ワット・パクナム日本別院」で異国情緒を感じよう

岡田勘一

岡田勘一

千葉特派員

更新日
2026年2月10日
公開日
2026年2月10日

成田空港からほど近い、畑と工場が点在する一帯に、突如としてタイの寺院が現れます。
ここは、バンコクにある名刹「ワット・パクナム」の日本別院です。本山といえば、エメラルド色に輝く仏舎利奉安塔や美しい天井画や巨大な金色の大仏で知られますが、その息吹をここ千葉でも感じることができるのです。

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入り込んだらそこはタイ!

県道(横芝下総線)を走っていると、畑のなかに「ワットパクナム日本別院」と書かれた看板が目に飛び込んできます。案内に従って細い道を進むと、そこにはタイ独特の華やかな寺院が姿を現します。

門構えとロータリー、その奥に佇む建物は一見すると学校のよう。ここはもともと旧日本空港サービスの研修施設だった場所で、廃校後の跡地を再利用しているのだそうです。

境内を進むとタイ独特のゆる〜い感じの僧侶像が出迎えてくれます。掲示物の多くがタイ語で書かれているのも、異国情緒を感じられるところ。そして、見えてくるのがウボーソット(布薩堂)です。タイの職人を招いて建立したというこのお堂は、屋根の青と赤、そして金色に輝く装飾が日本のお寺とは全く違った意匠になっています。

本格的な本堂で、タイ仏教を感じる

ウボーソットのなかへは靴を脱いで入ります。正面には昨年亡くなったシリキット王妃を悼む祭壇が見えました。現地のタイでも白と黒の布を組み合わせた飾りを至るところで見かけたのですが、ここでも王妃を弔っていました。

左手側には大きな仏壇があります。この仏壇の装飾もタイの感性があふれています。下部には台を支える小さな金色の像が並び、アメジストやつるつるに磨かれた丸玉、花々が豪勢です。金と赤で彩られた台座の上に、これまた金色の仏陀像が鎮座しています。上を見上げれば仏陀の生涯を描いた壁画が壁一面に描かれおり、情報量の多さに圧倒されます。

タイ流の参拝で、今年の幸運を祈る

ウボーソットを出ると目の前にはヤクシャ(鬼神)の像が2体並んでいます。この像もタイではお馴染みですね。日本でいうところの仁王像のようなポジションらしいです。

その奥にはウィハーン(仏堂)があり、金色の仏陀像と中興の祖である高僧ルアン・ポー・ソッドの像があります。筆者が訪れたときはこちらに住まわれているらしいタイ人の家族がお参りをしていました。大きな線香に火をつけて拝み、線香を立てるとおみくじを引く。そして、金箔をお坊さんの像へと貼る。金箔は自分の体の悪い部分に貼って治るのを祈るそうです。

ウボーソットの周りには大理石で動物を模った像がたくさん並んでいて、お堂の前の道には曜日ごとに違う仏像が並んでいます。タイでは自分の生まれた日の曜日によってシンボルカラーと守護仏が決まっており、自分の曜日の仏像に手を合わせるのがタイ流の参拝スタイルです。

巨大なナーガ像に圧倒される!

仏像を見てロータリーのほうへ戻ろうと思ったら、「お寺の後ろに龍があります」と書かれた張り紙が。その言葉に従って歩いて行ってみると、なんと巨大なナーガ(蛇神)の像が並び立っていました。富と幸運を与える神なので、しっかり祈っておきました。

このワット・パクナム日本別院では、年間を通じてタイの伝統行事が開催されています。4月のタイ旧正月(ソンクラン)や、11月の灯籠流し(ロイクラトン)など、本格的なタイ文化を体験できる貴重な場所です。千葉の片隅で、日常を忘れてタイの風を感じてみませんか?

■ワット・パクナム日本別院
住所:千葉県成田市中野294-1
電話番号:0476-73-8090
アクセス:成田空港から車で約30分
営業時間:8:00 〜 17:00頃
入館料:無料
URL:http://pakunamu.net/

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