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2026年2月初旬、旧正月を目前に控えたクアラルンプールを訪れました。
華人系人口が約2〜3割を占めるマレーシアでは、旧正月は国民の祝日です。
観光の中心地ブキッ・ビンタン周辺では、商業施設を中心に赤と金の装飾が広がり、街はゆっくりと祝祭モードへと移り変わっていました。本番前だからこそ味わえる高揚感があります。
ブキッ・ビンタン中心部に位置する大型商業施設。東南アジア初の「ららぽーと」として開業し、日本ブランドも多く入居しています。
旧正月を前に、1階アトリウムでは獅子舞が披露されていました。演じていたのは若い世代が中心。マレーシアでは地域の獅子舞団体や武術館などで伝統が受け継がれているそうで、若い世代が中心となって担っている姿が印象的でした。
息の合った動きや安定感のある跳躍からは日頃の鍛錬が感じられました。買い物客らが足を止め、自然と拍手と感嘆の声があがります。都市型モールの中で伝統文化が息づく光景は、クアラルンプールらしい光景でした。
館内には日本語のららぽーと冊子も置かれ、日本の気配を感じる場面もあります。私が訪れた際には、筑波大学マレーシア校のPRブースが設けられており、思いがけず日本人スタッフの方と出会いました。遠い異国にいながら、日本とのつながりも感じられる商業施設です。モノレール/LRT「BBCC-Hang Tuah駅」直結でアクセスも便利です。
住所:2, Jalan Hang Tuah, Bukit Bintang City Centre, 55100 Kuala Lumpur
KLモノレール「Imbi駅」直結の巨大複合施設。1階コンコースは赤と金を基調にした宮廷風の装飾で彩られ、中央には玉座を思わせるフォトスポットが設けられていました。きらびやかな飾り付けは圧巻で、思わず見上げてしまうほどのスケール感です。祝祭を彩る豪華さに、国が違っても胸が高鳴る感覚は同じだと実感しました。
開店時間には観光客でいっぱいなので、オープン前に撮影しました。
住所:1, Jalan Imbi, 55100 Kuala Lumpur
URL:https://berjayatimessquarekl.com/
マレーシアの旧正月は華人系コミュニティの伝統行事ですが、都市部では民族や宗教を越えて共有される祝祭になっていると感じました。ショッピングの合間に響く獅子舞の鼓動、赤と金に包まれた空間の熱気。その場に立つだけで、この国が育んできた多文化の重なりが伝わってきます。
祭りは当日だけのものではありません。飾り付けが整い、人々の期待が高まっていく過程もまた旅の醍醐味です。旧正月前のクアラルンプールで出合ったのは、始まる前だからこそ味わえる高揚感に満ちた、特別な時間でした。