キーワードで検索
2026年2月、マルタは一年で最も華やかな季節を迎えました。伝統行事「カーニバル」。中世から続いているそうで、島中が音楽とダンス、色鮮やかなフロートで包まれ、普段とは街並みも雰囲気も一変します。私も数回体験しましたが、首都バレッタからゴゾ島まで地元の人も観光客も一体となって楽しむ熱気はかなりのもの。今回は2026年の様子をレポートします!
中心地となるのは、以前の記事でも紹介した世界遺産の街バレッタ。2026年も例年通り、2月13日から17日の5日間にわたり、共和国通りを中心に壮大なパレードが開催されました。巨大な山車(フロート)は毎年テーマが異なるらしく政治風刺やポップカルチャーを取り入れたユーモアあふれる演出が特徴で、あまり日本では目にしないタイプのデザイン。夜になるとライトアップされ、石造りの街並みとネオンカラーのコントラストが幻想的な世界を作り出します。地元の家族連れも多く、子どもたちは思い思いの仮装で参加して大騒ぎ。観客と出演者の距離が近く、写真撮影や掛け声のやり取りが自然に生まれるのもマルタならではの魅力です!
首都バレッタ 共和国通り(Republic Street)
https://maps.app.goo.gl/p3zt55rjrngnRkVHA
よりディープな体験を求めるならゴゾ島へ。ゴゾ島のナドゥールでは、公式パレードとは異なり、“自発的(Spontaneous)な”仮装文化が広がります。不気味で風刺的で、時にはブラックユーモア満載のコスチュームが夜の街を埋め尽くし、音楽とともに朝方まで続く熱狂。観光客も参加できますが地元文化へのリスペクトは必須なので、参加したい場合はマルタの友人と一緒にゴゾ島に渡るのがおすすめ。2026年も独創的なマスクや社会問題をテーマにした衣装などが話題になっていました。
バレッタの”整えられた(Organized)”華やかさとは対照的な、自由でカオスな世界観。マルタの二面性を体感できる機会と言えるかもしれません。
マルタのカーニバルは大人のためだけの祭典ではありません。学校単位での仮装行進や、子ども向けイベントも充実しており、ファミリー層が非常に多いのが特徴です。紙吹雪やカラフルなキャンディが飛び交い、街全体が遊園地のような雰囲気に包まれます。地元の人たちは数カ月前から衣装を準備し、手作りする家庭も少なくないそうです。観光で訪れる場合も、ぜひ簡単な仮装アイテムを用意して参加してみてください。この時期になると衣装のレンタルをしているお店も多いので利用してみてくださいね。見るだけでなく“混ざる”ことで、マルタの空気をより深く感じられると思います!
2026年のマルタ・カーニバルは、主にヴァレッタを中心に公式イベントが開催され、ゴゾ島でも独自プログラムが展開されました。主催はマルタの文化イベントを統括するFestivals Malta。夜のパレードは特に混雑するため、良い位置で鑑賞するなら開始1時間前には到着がおすすめです。公共交通機関は増便されますが、終了後は混雑するため徒歩移動も視野に。ホテルは数カ月前から満室になることが多く、早めの予約が必須です。
華やかな祝祭の裏では、職人たちの長い準備期間があるとのこと。その努力が毎年この島を輝かせてくれていると思うと、日本のお祭りと通じる所もあると言えそうです。