キーワードで検索
フランス国内の主要都市を高速でつなぐフランス国鉄(SNCF)が運営するTGV。日本の新幹線と異なり全席が指定席のため、必ずどこかに席が割り振られるのですが、果たしてどこか「より快適」な席なのか。私の独断と偏見でまとめてみました。今回はLCC(格安)版のOuigoではなく通常版のInOuiについて書きます。
TGV InOuiは1等と2等の2クラス制です。座席はクロスシート。そして1等は片側1列と2列の3列。2等は2列と2列の4列です。
フランスの鉄道幅は日本の新幹線と同じ標準軌ですが、グリーン車でも4列の日本の新幹線と比べて、3列のフランスの1等車両は、ゆったりと作られていることが分かります。
日本の新幹線のように、座席の向きを進行方向に変えることはできず、向きは固定されています。また、2席と2席がテーブルを挟んで向かい合ったボックスシートが多くあり、4人以下でその4人席を使う場合は、他の乗客とテーブルを囲むことになります。
座席指定の仕組みですが、ネット購入時に1等座席はシートマップを見ながら座席指定ができます。2等座席は、「窓側」「通路側」「ボックスシート」などの希望は入力できますが、具体的な座席の指定はできず、自動的に席が割り振られます。窓側を希望していても、窓側の席が満席の場合は、発券される席は通路側になります。
これらを踏まえて「より快適な」席はどこでしょうか。
「窓側」「通路側」は好みの問題として、私が常に狙う席は「Duo côte à côte」と表示されている2人席のシート。「Club quatre」と表示される4人席は避けた方が無難です。向かい合わせのため、体躯の大きな人が正面に来た場合に、足元が混雑します。テーブルを挟んで長時間、知らない人と向かい合わせにならねばならず、私は心が休まりません。
1等利用かつ一人旅の場合は、迷わず「Solo」と表示されている1人席をシートマップを見ながら指定します。隣に気を使わず快適に移動ができるからです。
一方で、1等にも2等のような4人席もありますし、1人席と1人席がテーブルを挟んで向かい合う2人席もあります。これも2等の場合と同じ理由で私は落ち着かず、一人旅の時は選びません。せっかく1等に乗ることがあっても、席がここしかないとちょっと損した気分になってしまいます。
1等のようにシートマップを見ながら選べる場合、号車や、2階建て車両の場合は、1階か2階かも選べます。
フランスの、特にターミナル駅(その路線の終着駅)のホームは、先頭車両の先が改札口になっていることが多いですので、急いでいる場合や、早く移動したい場合は、先頭車両に近い車両を選ぶと素早く駅から出られます。
2階建てTGVの場合、私は2階が好きです。各車両は2階部分で通路が連結しており、行き来ができるようになっています。そのため、2階の方が気分的に車両に開放感があります。1階は袋小路のようになっており、私は少し圧迫感を感じます。
1等、2等いずれの車両にしても、すでに予定が決まっているなら、早めの購入がおすすめです。TGVの場合、早めに購入することで料金を安く抑えられますし、座席が少なくなってくると4人席しか残っていない場合も多いです。
私の場合、仕事などでは直前になってから出ないと予定が分からないこともしばしばあるため、TGVの予約もギリギリです。そうなるとやはり希望の席にならないことは多く、少し気分は下がります。何事も早め早めに旅の準備を進めて、より快適な移動空間を確保したいですね。