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京都市伏見区にある城南宮で、今年も「しだれ梅と椿まつり」が開催。神苑「楽水苑」では約150本のしだれ梅が咲き、400本以上の椿が見頃を迎えています。紅白のしだれ梅が垂れ下がるように咲き、苔の上に落ちた椿が広がる景色は、この季節ならではのもの。実際に訪れて感じた見どころや歩き方を紹介します。
城南宮の神苑「楽水苑」にある「春の山」は、いわずと知れた「しだれ梅」の名所。苑内には約150本の紅白のしだれ梅が植えられており、枝が垂れるように広がる花のトンネルはまさに圧巻です。
実際に歩いてみると梅の花が頭上から降り注ぐように咲き、ほのかに甘い香りがただよってきました。梅林の小道では視界いっぱいに淡いピンクや白の花が広がり、早春の京都を感じられます。
実はしだれ梅には、見頃の移り変わりに合わせた呼び名があるのだそう。咲き始めの梅を探して歩く「探梅(たんばい)」、満開の花を眺めて楽しむ「観梅(かんばい)」、そして散りゆく花を惜しむ「惜梅(せきばい)」と、いつ訪れても異なる表情を見せてくれます。
春の山を歩き進めると、苔の上に真紅の椿がぽとりと落ちている場面に出合います。城南宮には150品種・約400本の椿があり、品種によって色や形もさまざま。2月には真紅の「城南椿」が花を咲かせ、緑の苔の上に落ちた「落ち椿」の景色も楽しめます。
花びらが散らずに落ちている椿は、まるで苔の上にそっと置かれた赤い盃のよう。丸い形のまま残る椿の花が庭園の静かな景色のなかでアクセントになっていました。
薄紅のしだれ梅、緑の苔、そして深紅の落ち椿。この三者が一枚の絵のように重なった光景が城南宮を代表する景色です。奥には淡い紅白のしだれ梅、足元には苔の上に落ちた椿の赤い花が目に留まり、視線を上げても下げても春の色が広がります。
夕刻には西方から差し込む光で、しだれ梅のピンクがさらに際立つんだとか。意図して演出されたものではなく、自然がつくり出す偶然の組み合わせだからこそ、タイミングによって異なる景色を楽しめます。
ワンシーズンに何度でも訪れたくなる城南宮の「しだれ梅と椿まつり」。ぜひ一度、京都の春を感じに訪れてみてはいかがでしょうか。
■城南宮 しだれ梅と椿まつり
住所:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番地
電話番号:075-623-0846
アクセス :京都市営地下鉄「竹田」駅より徒歩約15分
開催期間:2月18日~3月22日
拝観時間:9:00~16:30(受付終了16:00)
拝観料:大人(中学生以上) 1000円、小学生 600円
URL:https://www.jonangu.com/shidareume.html