フランス国花はどんな意味を持つのか?
フランスの国花を知っていますか? それはアイリス。アイリスとはアヤメ科アヤメ属の単子葉植物の総称です。フランス語ではfleur de lys(フルール・ド・リス)と言います。このアイリス、どこかで見覚えありませんか?
観光でお城などに行った時、このフルール・ド・リスを意匠化したものが見られるはず。なぜなら、フルール・ド・リスはかつてのフランス王家・ブルボン家の紋章として使われていたからです。フランス革命により王政から共和制になり、フランス国旗が現在のようなトリコロールに代わる前は、フランスの旗はフルール・ド・リスでした。3つの花びらは信頼、知恵、騎士道精神を表し、神から授かった印とされています。ちなみにフランス王家を示す色は白です。
この時期、花を存分に堪能したいのであれば、パリから少し足を伸ばしてジベルニーへ。サン・ラザール駅からベルノン(Vernon)駅まで行き、駅前からバスに乗ります。ジベルニーにあるモネの庭園には、多くの花々が咲き乱れていて、とても綺麗です。睡蓮もそろそろ時期に入ります。睡蓮以外にも、季節ごとに花々が咲いているため飽きさせません。
日本は梅雨で過ごし難い時期ですが、今パリは1年でもっとも過ごしやすいシーズンです。夜10時を過ぎても明るく、また夏のバカンス前なのでレストランも休暇に入らず開いています。とても素敵な季節になりました。
【今の服装】
昼間はTシャツ1枚で良いですが、日暮れ後は冷えるので1枚上に羽織るものが必要です。
(6月お題"お花")
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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