日本最大の原生花園、霧多布湿原で琵琶瀬木道を行く
霧多布湿原の「やちぼうず木道」に続き、
霧多布湿原トラスト(写真)がある「琵琶瀬木道」を歩きました。
![①琵琶瀬木道湿原トラストP1160452](/sapporo/images/2014/09/5f8c4b39d01bcd6c67567e3a6b392f38.jpg)
琵琶瀬木道の入り口には、「NPO法人 霧多布湿原ナショナルトラスト」の
インフォメーションセンターがあります。
霧多布湿原を残すため寄付金を集め、
湿原周辺の私有地を買い取るなどの
保全活動を行っています。
![P1160875](/sapporo/images/2014/09/P1160875.jpg)
インフォメーションセンターで販売している原生花園の花ガイド。
1部50円です。
購入すると、ほんの少しだけ霧多布湿原の保全に貢献できるそうです。
![②琵琶瀬木道湿原トラストP1160467](/sapporo/images/2014/09/102f3e3303526419bcf692b0826ed2e6.jpg)
中には雄大な湿原を臨む「喫茶 YACHIBOUZU」があり、軽食もとれます。
![③琵琶瀬木道P1160460](/sapporo/images/2014/09/d07e4eeefdf4c9531eec9f6edd5c8ae8.jpg)
琵琶瀬木道は、インフォメーションセンターから泥川(川の名前です)までの500m。
インフォメーションセンターにはレンタサイクルもあります。
![③琵琶瀬木道P1160461](/sapporo/images/2014/09/a3f33b6919b58e50bfdb060864bf6efb.jpg)
前を見ても、横を見ても、見渡す限りの湿原です。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/3cd763988b5641b294617d236eeddf88.jpg)
霧多布湿原は、その面積とそこで咲く豊富な花の種類から、
花の湿原とも言われています。
これはエゾフウロ↑。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/216c9cf1707cbd556fa945f56f377ec3.jpg)
エゾリンドウ↑。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/cc1808b217094b13e0c5abc03637372f.jpg)
少し紅葉がかった(?)サビタ(ノリウツギ)↑。
夏の間は白い花のようです。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/d3daa78a40ca1d2bf9db214e89639004.jpg)
ヤチボウズ木道でも見た地衣類「サルオガセ」のようです。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/c76dba800cd9814633854dbe89cf653a.jpg)
サワギキョウ↑。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/82fc22e8b602750a756d37658e535fb2.jpg)
ススキ↑。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/4d7869bf235d294f1442f5f78f637112.jpg)
ツリガネニンジン↑。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/8d7d4843d0a252f5ca3bb00f067b2750.jpg)
エゾノコギリソウ(おそらく)。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/64aae2049488ca7289e6e6ffcd62c1f3.jpg)
ヤマハハコ。
すでに初秋に入りかかっていますが、
500m進む間にこれだけの花がまだ咲いていました。
![⑥琵琶瀬木道霧多布湿原と泥川P1160464](/sapporo/images/2014/09/c9c18faf8c7918fc8c005298eb204ea0.jpg)
琵琶瀬木道の終着点にあるテラスから見た泥川。
20分ほどで往復できます。
写真を撮りながら進んだので、今回は40~50分ほどかかりました。
ちなみに霧多布湿原は初夏が最も花が咲き乱れる季節です。
以下は初夏の霧多布湿原に咲く花のいくつかです。
(撮影は2009年、根室・野付半島)
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/7adc5604400cf1e540dd43c07ee3e49b.jpg)
エゾカンゾウ↑(7月初旬・霧多布湿原は日本最大級の大群落)。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/fddd5ff7f44b489f92e2aa10f050ef7b.jpg)
ヒオウギアヤメ↑(6月~7月)。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/c7e3ec9694178363e3933c241fc96d33.jpg)
クロユリ↑(6月)。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2014/09/cd66b33c33560c90298fa661d2380228.jpg)
センダイハギ↑(6月~7月)。
このほか、6月末に湿原一面を真っ白にして咲く「ワタスゲ」も代表的な花です。
霧で幻想的な湿原、花いっぱいの湿原、雪に覆われた雄大な湿原、
晴れた夜には満点の星、広大な湿原に沈む夕日など、
どの季節に行っても、それぞれの魅力を味わえます。
【霧多布湿原 琵琶瀬木道】(霧多布湿原ナショナルトラスト/喫茶YACHIBOUZU)
TEL: 0153-62-4600
営業時間: 10:00~16:00
定休日: 5月~6月木曜日 / 7月~9月無休 / 1月~4月土曜日・日曜日
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釧路からのアクセス
・釧路バスで「釧路駅前ターミナル」より「霧多布温泉行き」乗車、所要時間約2時間、「琵琶瀬小学校前」停留所下車、徒歩約5分。
・電車で「JR釧路駅」よりJR根室本線で約75分、「茶内駅」下車、タクシーで約15分。
・車で国道44号線を根室方面へ約95km(所要時間約2時間30分)。
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10103/20221014_041841_45380441_w320.jpg)
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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