700年以上、閉ざされていた寺院。泉涌寺からの秋景色。
前ぺージからの続きになりました。
即成院を出て、東山三十六峰の南端、月ノ輪山に続く長い坂道を登って
泉涌寺に入りました。
泉涌寺 。「せんにゅうじ」と読みます。
秋は月の美しい季節。
ここから見える月は、とても美しいと聞きます。
泉涌寺を紹介した2009年・初秋のJR東海ポスターの言葉は・・・
『せんにゅうじ。この美しい響きのお寺は、東山三十六峰の南端
「月ノ輪山」の麓にあります。東山から昇った月が ここで鴨川に映る、
その美しさを古の人は「月輪」に託したとか。
東大路から少し入っただけなのに、町中の喧騒とは無縁。
戦後まで七百年以上も門を閉ざしていた為に 時流に流されず
今も静かな空気が 守られているのでしょう。
JR京都駅から市バス208番で 泉涌寺下車、徒歩七分西に東福寺、
北に三十三間堂、智積院。ぜひ初秋の散策を 』
・・・・・・・と紹介されていました。
泉涌寺は、皇室の菩提寺。
寺域内には、鎌倉時代の後堀河天皇、四条天皇、
江戸時代の 後水尾天皇以下 幕末に至る歴代天皇の陵墓があります。
白砂の向こうは 陵墓。
泉涌寺を出て、少し下がると真言宗泉涌寺派の寺院、今熊野観音寺。
晩秋には美しい紅葉が広がる所です。
この辺りの楓を見ると、葉先が七つの楓と共に、
葉先が三つに分かれている三葉楓も見られます。
ここから少し歩くと、紅葉で有名な東福寺があります。
遠い時代、東福寺の僧が中国の宋より持ち帰ったのが三葉楓で、
東山三十六峰の南端の山々に広まったものかとも思います。
秋の日の、泉涌寺から今熊野観音寺の景色でした。
※そうだ 京都、行こう。の言葉お借りしています。
《泉涌寺》
〇所 京都市東山区泉涌寺山内町27
〇拝観時間 9:00~16:30
〇拝観料 伽藍拝観 大人 500円/小人(中学生以下) 300円
〇アクセス 市バス 202,207,208 系統にて「泉涌寺道」下車 徒歩約 7分
京阪電車・JR 奈良線「東福寺」駅下車 徒歩約10分
《今熊野観音寺》
〇所 京都市東山区泉涌寺山内町
〇拝観時間 8.00~5.00
〇アクセス 市バス 202,207,208 系統にて「泉涌寺道」下車 徒歩約 7分
京阪電車・JR 奈良線「東福寺」駅下車 徒歩約10分
〇散策自由
筆者
京都特派員
Akio
京都は平安京の頃から、今に至るまで様々な歴史が残っている町。歴史と季節を訪ねながら京都特派員ブログを、綴って行ければと思います。
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